[3]兄嫁が嫌い|「なんか疲れてる?」派手な妻とは対照的にボロボロな兄に不安がつきまとう

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前回のお話

スズさんの15歳年上の兄タカシさんが、結婚相手と家につれて来た女性がなかなかの曲者!全身ブランド物でギラギラの女性きみこさんは妹のスズさんと2歳しか変わらず、そんなきみこさんを、「僕の『姫』」と呼ぶタカシさんは、「もし結婚に反対するなら、もうこの家には帰ってこない!」と言い張るほど姫にメロメロ。反対したら親子の縁を切る勢いだったため2人は海の見える教会で結婚式を挙げたものの、スズさんはきみこさんを受け入れられません。その後、フォローしてと言われたSNSを見てみると、映えに映えた投稿ばかり!さらに、「今月の付き合った記念日!」とハイブランドのバッグとともに投稿しているのを見て、「きみこって働いてるの?」とお母さんにたずねました。

1話目から読む

「姫を働かせる訳にはいかない!」兄の覚悟のツケが体に

反対したら縁を切る勢いだった兄ときみこは、海の見える教会での結婚式に参列した私は、きみこのことを受け入れることができませんでした。その後、頼まれてフォローしたきみこのSNSには、派手な投稿と一緒に「毎月付き合った記念日の投稿を!」映っていたのはハイブランドのバッグで「今月の付き合った記念日に夫から」と書かれていて「お兄ちゃん大丈夫か・・」と不安に。「きみこってさ・・働いているの?」とお母さんに素朴な疑問を投げかけました。

すると、「コラ!仮にもお義姉さんだよ。呼び捨てはダメでしょ・・?きみこさんは働いてないよ。お兄ちゃんが『大切な姫を働かせる訳にはいかない!』って話してたからね~・・」お母さんにそう言われて、

「じゃ、こんな優雅~な生活はお兄ちゃんのお金で!?」ときみこのSNSを見せながらそう言うと、「そうね・・でもそれをお兄ちゃんに言ったところで聞く耳持たないでしょ・・しばらくしたら目が覚めるじゃない~?」と仕方がないとばかりに言うお母さん。でも私は「そうかな・・」と不安になりました。

それから時間が経ち、今日はお母さんの誕生日会。
ピンポーンとインターホンが鳴り、「お邪魔しまーす」といつも通りキメキメのきみこがそう言うと、「ただいま・・」その隣でなんだかボロボロの兄の姿が!

「おお、いらっしゃい。よく来たね・・」そう言いながら顔が引きつっているお父さん。「お・・お兄ちゃん、なんか疲れてる?」と私が言うと、

「え?そう~?」と言いながらもやっぱりボロボロの兄と、そんな兄をスルーして「こんにちはぁ~」とスタスタ部屋に入って行くきみこの派手なこと!「どうしてきみこがこんな派手なのよ・・」と納得がいきませんでした。

「きみこって働いてるの?」とスズさんがたずねると、「コラ!仮にもお義姉さんだよ。呼び捨てはダメでしょ」と叱った後、働いていないと教えてくれたお母さん。どうやらタカシさんが、「大切な姫を働かせる訳にはいかない!」と言っていたようでした。それを聞いてSNSの優雅な生活はタカシさんのお金だと理解したスズさんがお母さんに訴えるも、「しばらくしたら目が覚めるんじゃない~?」と言われ、不安が募るスズさん。その後、お母さんの誕生日会が行われる日に家にやって来たタカシさんときみこさん。いつも通り派手派手なきみこさんとは対照的に、ボロボロで疲れ切っている姿を見て「お兄ちゃんなんか疲れてる?」と聞いても、「え?そう~?」と認めず、そんなことなど関係ないとばかりに、きみこさんは部屋の中へと進んで行くのでした。

きみこさんがキレイで華やかな生活を送るためにも欠かせないはずのタカシさんを、もっと大切にして欲しいですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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