[27]兄嫁が嫌い|「姫がいないと生きていけない」と言っていた兄が身の回りを整理して離婚

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前回のお話

スズさんの兄タカシさんは13歳年下のキラキラ女子きみこさんにベタ惚れし結婚。その後長女の妃ちゃんが生まれるも、きみこさんは育児をタカシさんに任せきりで遊び放題。疲れ切ったタカシさんを見て心配になったお母さんの提案で別居生活が始まりました。別居後も変わらず贅沢な生活をするきみこさんは、気が向いた時妃ちゃんに少し会いに来るだけ。1年後には連絡もなくなり、心配になったタカシさんが自宅に戻ると、そこには見知らぬ男性の姿が。すると、「お腹に彼との赤ちゃんがいるの。彼のためならごはんも作るし、子どもだって育てたいって思うの!」きみこさんに言われタカシさんは愕然。家の鍵を返してと伝えると、「あの人、今お金ないの!どこにも行く場所がないっ。タカシお願い」とすがるきみこさんに、「来月解約するから、それまでに出てって。お腹の子が可哀想だから」と言ったタカシさんは、妃ちゃんの親権を持った上で実家へ。「・・ということで、マンション引き払ってこっちでお世話になります」と頭を下げるタカシさんを見て、「きみこやっばー」とスズさんが呟きました。

1話目から読む

「お兄ちゃん・・変な事考えないかしら・・」部屋に籠る兄を心配する母

きみこと不倫相手に、「お金がなくて行くところがない」と言われ、翌月までマンションの解約を遅らせることにした兄。最終的に、妃の親権を持ち実家に帰って来ることに。「・・申し訳ないんだけど、マンション引き払ってこっちでお世話になります」と頭を下げる兄を見て、「きみこやっばー」と呟きました。

そして一か月後、兄ときみこはそれぞれが身の回りの整理をして離婚が成立しました。
「姫がいないと生きていけない」そう前々から言っていた兄。

仕事以外の時間は1人で部屋に籠り、しばらく出てきませんでした。
「お兄ちゃん・・変な事考えないかしら・・」ハラハラするお母さんに、「それは絶対にないよ。妃がいるから・・」と優しく伝える私。

兄は相当堪えているのか、口数も少なく笑顔もないものの、妃のために頑張っていました。そんな妃は、母親がいなくなったことに、まだ気づいておらず、

家族みんなにチヤホヤされ、家のアイドルとしてかわいがられています。

その後。
「スズちゃんやだー」そう言って泣き出す妃に、「妃~!たっくさん帰ってくるからね!!」と抱き合う妃と私。

私は、妃がこども園に入るタイミングで家を出ました。
その後、家を出て2年の月日が経とうとしていました。

不倫相手ときみこさんに行く場所がないと言われ、タカシさんマンションの解約を遅らせることに。タカシさんが妃ちゃんの親権を持ち実家で暮らすことになり、その後身の回りの整理をして離婚が成立しました。実家で暮らすようになったタカシさんは、口数も少なく笑顔もないものの、妃ちゃんのために頑張っていたせいか、母親がいなくなったことに気づいていない妃ちゃん。その後スズさんは、妃ちゃんがこども園に入るタイミングで家を出ることに。さらにそれから2年の月日が流れていました。

きみこさんと離婚して、妃ちゃんと新しい生活が始まったタカシさん。「姫がいないと生きていけない」という思いを振り切ってがんばる姿が伝わってきますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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