[24]お父さんの娘は私だけ|今までずっと我慢してきた。血の繋がらない妹に遺産は渡さないと言う姉

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前回のお話

最期の時が近づいた父幹久さんの病室で、「お父さんの娘は私だけ、だから遺産も私とお母さんだけのもの」と言い放った長女の亜美さん。母の純子さんは、その言葉に愕然とします。次女の菜美さんは3歳で母親を亡くし、純子さんと幹久さんに引き取られた養子でした。亜美さんと分け隔てなく育てられ、仲の良い姉妹でしたが、成長するにつれ、優秀な菜美さんに亜美さんは劣等感を抱くようになります。ですが結婚して子どもにも恵まれ、幸せな生活を送るうちに、その気持ちは薄れていました。しかし、夫輝明さんの会社の経営が傾き始めると、再び菜美さんと自分を比べるように。「いいよね、菜美は恵まれてて」と嫌味を言い、距離を置くようになります。そんな中、幹久さんが病気になり、余命半年と宣告されます。亜美さんが夫に伝えると、「お義父さんの遺産って、どのくらいなんだ?」とまさかの発言。さらに、菜美さんは血がつながっていないのだから、亜美さんが遺産をもらってもいいのではと言われ、父の死を恐れながらも遺産を期待する自分に嫌気が差します。その後、積極的な治療が難しいとされた幹久さんは、自宅で看護生活を送ることに。頻繁に顔を出して幹久さんの看病をする菜美さんに対し、仕事が忙しく、なかなか顔を出せない亜美さん。献身的な菜美さんと自分を比べるうちに、亜美さんは再び劣等感にさいなまれていきます。そんな娘たちを見た幹久さんは「姉妹で仲良く半分こすればいい」と、自分の願いを純子さんに伝えます。昔を思い出して微笑んでいると、突然幹久さんが苦しそうに胸を押さえ始めました。

1話目から読む

「遺産は私とお母さんだけのもの」

幹久さんは、2人の姿を思い浮かべるように目を閉じると、「亜美も菜美も、大事な私たちの娘だ」と優しい表情で言いました。そして穏やかに微笑みながら「家と純子が暮らしていく分のお金以外は、2人で分ければいい」とつぶやきます。幹久さんと、仲が良かった頃の亜美と菜美を思い出して笑っていると、突然、幹久さんが苦しそうに胸を押さえました。

「お父さん!」そう声を上げながら、顔面蒼白で病室に駆け込んできた亜美。あの後、すぐに救急車を呼んだおかげで、幹久さんは適切な処置を受けることができました。私は亜美を安心させるように「今、薬が効いて眠ってるわ」と伝えます。

すると亜美は、「今くらいどいて!」と言い、幹久さんの手を握っていた菜美を押しのけ、私と菜美の間に座りました。亜美のあまりの強引さに驚いた私は、「亜美・・・」と小さな声でつぶやきます。

亜美は不機嫌そうに腕を組むと、「いいでしょ最期くらい、 私だけがお父さんの本当の娘なんだから」と、菜美がいる前で無神経な言葉を投げかけます。亜美の言葉に、菜美は何も言い返しません。

幹久さんがいなくなってしまうかもしれない時に、なんてことを言うの・・・?亜美の発言にショックを受けていると、彼女はさらに「お父さんの娘は私だけ、菜美は違うでしょ。 だから遺産だって私とお母さんだけのものでしょ」と耳を疑うようなことを言いました。

「今まで愛情だって何だって、 全部菜美に半分奪われてた。 私はずっと我慢してたの」私の目をまっすぐ見つめて、そう話す亜美。嘘よ・・・嘘だと言って。いつから私たちの娘は、こんなにも歪んだ性格になってしまったの?

血が繋がっているのは亜美さんだけだとしても、菜美さんも、幹久さんと純子さんの立派な娘です。今まで長い時間をともに過ごしてきたはずなのに、なぜお金が絡んだ途端、そんなにも冷たいことを口にできるのでしょうか。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

最新のコメント
  • ななし より


    両親は遥か昔に故人になっていてもう居ない者
    そう思う方向に考えてたら
    少しは落ち着いた気持ちになれたかもね

  • Sax より

    法律上、母親に半分、それぞれの姉妹が4分の1ずつだろ。
    それに父親の介護していたのは妹なんだから、妹の方が多く貰うべき。
    最後の最後で金に汚い長女の姿を見たら、お父さん死ぬに死ねないよ。

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