「遺産は私とお母さんだけのもの」

幹久さんは、2人の姿を思い浮かべるように目を閉じると、「亜美も菜美も、大事な私たちの娘だ」と優しい表情で言いました。そして穏やかに微笑みながら「家と純子が暮らしていく分のお金以外は、2人で分ければいい」とつぶやきます。幹久さんと、仲が良かった頃の亜美と菜美を思い出して笑っていると、突然、幹久さんが苦しそうに胸を押さえました。
「お父さん!」そう声を上げながら、顔面蒼白で病室に駆け込んできた亜美。あの後、すぐに救急車を呼んだおかげで、幹久さんは適切な処置を受けることができました。私は亜美を安心させるように「今、薬が効いて眠ってるわ」と伝えます。

すると亜美は、「今くらいどいて!」と言い、幹久さんの手を握っていた菜美を押しのけ、私と菜美の間に座りました。亜美のあまりの強引さに驚いた私は、「亜美・・・」と小さな声でつぶやきます。

亜美は不機嫌そうに腕を組むと、「いいでしょ最期くらい、 私だけがお父さんの本当の娘なんだから」と、菜美がいる前で無神経な言葉を投げかけます。亜美の言葉に、菜美は何も言い返しません。

幹久さんがいなくなってしまうかもしれない時に、なんてことを言うの・・・?亜美の発言にショックを受けていると、彼女はさらに「お父さんの娘は私だけ、菜美は違うでしょ。 だから遺産だって私とお母さんだけのものでしょ」と耳を疑うようなことを言いました。

「今まで愛情だって何だって、 全部菜美に半分奪われてた。 私はずっと我慢してたの」私の目をまっすぐ見つめて、そう話す亜美。嘘よ・・・嘘だと言って。いつから私たちの娘は、こんなにも歪んだ性格になってしまったの?
血が繋がっているのは亜美さんだけだとしても、菜美さんも、幹久さんと純子さんの立派な娘です。今まで長い時間をともに過ごしてきたはずなのに、なぜお金が絡んだ途端、そんなにも冷たいことを口にできるのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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姉
両親は遥か昔に故人になっていてもう居ない者
そう思う方向に考えてたら
少しは落ち着いた気持ちになれたかもね
法律上、母親に半分、それぞれの姉妹が4分の1ずつだろ。
それに父親の介護していたのは妹なんだから、妹の方が多く貰うべき。
最後の最後で金に汚い長女の姿を見たら、お父さん死ぬに死ねないよ。