妹への劣等感が抑えきれない姉

「お父さんの娘は私だけ、菜美は違うでしょ。だから遺産だって私とお母さんだけのものでしょ」と、耳を疑うようなことを言い出した亜美。「今まで全部菜美に半分奪われていた、ずっと我慢してた」そう話す彼女の表情は、ひどく歪んでいました。
亜美の言葉を聞いた菜美は、「私は遺産はいらないよ、だから亜美ちゃん静かにして、お父さんが起きちゃう」と冷静に言いました。亜美は、菜美の毅然とした態度が気に入らなかったのか「菜美!あんたはそうやって、いつもいい子ぶる!」と顔を歪めながら声を上げます。

「亜美、やめなさい」私はそう言って、2人の間に割って入ります。すると菜美は、「お母さん、私は平気だから」と落ち着いた様子で言いました。一方の亜美は、「お母さんも菜美の味方ばっかして・・・」と悔しそうに歯を食いしばります。

すると、幹久さんが目を覚ましました。「幹久さん、気が付いた?」そう声をかけると、幹久さんは「・・・亜美、お前は私の娘だ」と弱々しく言い、亜美の手を探すようにゆっくりと手を伸ばします。

亜美は目に涙を浮かべながら、「お父さん」と小さくつぶやきます。すると幹久さんは、今度は菜美に目を向けて「そして菜美、お前も私の娘だ・・・2人とも、大事な」そう言って、亜美と菜美の手に優しく触れました。

体がつらいはずなのに、笑顔で私たちを見つめる幹久さん。亜美はうつむいたまま涙を流し、菜美も「お父さん」とつぶやきながら、ぼろぼろと涙をこぼしました。私は幹久さんに、「わかってるわ、ちゃんと・・・だから今は少し休んで、ね?」と優しく声をかけました。
揉めていた亜美さんと菜美さんに対し、自分の気持ちをしっかりと伝えた幹久さん。血は繋がっていなくても、同じ時間を過ごして家族として生きてきた2人が、幹久さんの言葉を受け止め、歩み寄る日は来るのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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遺産だけの問題なら、なみさんは実の親の遺産があるから、亜美さんに放棄するって言えばいいのでは?
善人すぎて無神経な人、いるいるーって思った。父親は姪とは血のつながりがないからこそ、実の娘を特別扱いはできなかった側面もあるかもしれないけど、母親は血がつながってるだけに、自分は簡単に納得できたから、(表面だけみて)娘も納得してるって都合よく解釈しちゃったんでしょうね。両親は自己満足のために実子を犠牲にしたツケを払ってるだけなので、全く同情できない。妹は両親と同じ人種(善人)なので、悪気ゼロだけど、地雷を踏みまくってるように見える。
一生相いれないと思うので、姉は遺産関係なくこの家族とは離れた方がいいと思う。でないと息子も歪みそう。