大人は一度こじれると難しい

幹久さんの看護ですら、菜美よりできていないと自分を責める亜美。私と幹久さんは、忙しい合間を縫って顔を見せに来てくれるだけで十分と思っているのに、亜美はどうしても納得できないようでした。
亜美と菜美が帰ったあと、幹久さんは「姉妹であっても、なかなかままならないもんだな」と、ぽつりと言いました。私は幹久さんを見つめて「大人になると、一度こじれると難しいのよ・・・でも、きっといつか」と返します。

幹久さんは、2人の姿を思い浮かべるように目を閉じると「亜美も菜美も大事な私たちの娘だ。2人とも、大事な・・・」と優しい表情で言いました。私は笑顔で「そうね」と返します。

「家と純子が暮らしていく分のお金以外は、2人が分ければいい」幹久さんは、ゆっくりとした口調でそう言います。「あなた・・・」私がそうつぶやくと、幹久さんは私を見つめて優しく微笑みました。

「昔だって、ドーナツだのケーキだの半分こしてたよな・・・」幹久さんの言葉に、私はドーナツを半分ずつ分けて食べていた亜美と菜美の姿を思い出します。「半分こすれば2種類の味が食べられる」と2人で喜んでいたっけ。仲が良かった頃の亜美と菜美を思い出して笑っていると、突然、幹久さんが苦しそうに胸を押さえました。

「あなた!」私は思わず叫び、苦しそうに胸を押さえる幹久さんに駆け寄りました。そして、必死に声をかけながら、震える手ですぐに救急車を呼びました。
幹久さんも純子さんも、亜美さんと菜美さんが幸せに生きてくれればそれだけで十分だと思っているのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。姉妹がいがみ合うことなく、昔のように仲良く半分こできる日が、1日も早く訪れるといいですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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闘病中のお父さんには申し訳ないけどドーナツ半分こエピソードは微笑ましくても、もう結婚して子供もいる娘達にその幻想をかぶせるのはやめてほしいな。実の姉妹でも大人になって家庭を持てば、夫や子供が新しい家族。もう一緒に暮らした家族の頃とは違う。このお父さんとお母さんは子離れ出来ていないというか、いつまでも娘達には仲良くしてほしいと自分達の希望を押し付けていて息苦しい。ただでさえ状況が変わってひびが入っているのに、また子供の頃のように仲良くなってほしいは親の勝手だと思う。
妹が増えたことをマイナスとしか捉えてない人が多くてびっくり。
ずっと、仲良く楽しく過ごしてきてたんだよね?
そりゃ、どんなことにもプラスもマイナスもあるもんだけどさ。
マイナス面だけ上げて、「妹のせいでこんなにつらかった」っていうの、フェアじゃない気がする。
私にも姉がいるし、ムカついたり喧嘩したりもするけど、1番の親友みたいなところもあるし、大切な存在。
義理の姉妹かもしれないけど、ずっとお互い大好きだったんだよね?
お金にギスギスする前のことを、思い出してほしい。