心のどこかで父親の遺産を期待している自分を恥じる

父親が余命半年の宣告を受けたことを夫の輝明さんに伝えた亜美さん。しんみりする輝明さんを見て、自分と同じ気持ちでいてくれるのだと思った亜美さんでしたが、輝明さんはすぐに遺産の話を持ち出してきました。輝明さんの無神経さに怒りを覚える亜美さんですが、輝明さんは悪びれることなく「菜美さんはお義父さんと血は繋がってないのだから、遺産は実の娘である亜美がもらってもいい」と言いました。
輝明さんの発言に怒りを覚え、会話を放棄した亜美さんは、夜ベッドで「お父さんの遺産なんて、考えたくない。まだまだ元気でいてほしい・・」と改めて強く思います。しかし、隣ですやすやと眠っているレンくんを見ていると、別の想いも湧いてきました。

どんどん大きくなるレンくん。成長は嬉しいものの、サッカーのスパイクもユニフォームも次々に新しいものが必要になっていきます。どこかで父親の遺産に期待してしまっている自分にハッとした亜美さんは「私、最低だ」と自分を責めます。

その時、スマホに菜美さんからメッセージが届きました。『明日、私実家に行くけど一緒に行かない?お父さん用の大きなベッドが届くらしいの。お母さんも休ませてあげたいし』というメッセージを見た亜美さんは、そっと画面を消しました。

布団に入り目を閉じた亜美さんは、小さい頃からの菜美さんを思い返し「菜美は、いつだってちゃんとしてる。お金にも気持ちにも余裕があって、親孝行で。いつだって、菜美はかわいがられて、ほめられて、大事にされてきた」と思いました。

そして、「本来なら、全部私のものだった・・?」という考えがふとよぎります。「こんな考え良くないけど・・」と思いつつも、さっき輝明さんが言っていた「遺産ぐらいは実の娘である亜美がもらったってさ」という言葉が頭から離れません。
お父さんを失いたくないと強く思いながらも、余裕のない生活の中でこれからもっとレンくんにお金がかかるという現実を考えると、無意識にお父さんの遺産を当てにしてしまう亜美さん。そして、そんな自分を恥じ、いつも両親を気遣いお金にも気持ちにも余裕があるように見える菜美さんと自分を比べてさらに強く劣等感を感じてしまっているのですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

妹さんとは血が繋がっていないから、もしかしたら実の親を亡くし、気遣うご両親の菜美への態度に対し過剰反応しまったのかも⁈
菜美も口には出さないけれど、辛い事もあったはず。
伴侶もいて息子さんもいるんだから、羨ましがってばかりいないで、周りには感謝できる事がたくさんあるはずなのに。
ご両親は決して成績や夫選びで2人を判断していないし、励ましたり褒めたりして接してくれた事も思い出せると、違う未来になるのに….
妹の行動をソツがない、と言ってしまうのが悲しい
全てをネガティブにしか捉えられないほど、不幸ではないのに…
両親は亜美さんをとても大切に育てて、落ち込めば励まし、今のままで充分過ぎる自慢の娘だって言ってくれてたのに
菜美さんが悪いわけじゃないとわかっているのに夫の卑しい言葉に惑わされるのも自信がないからなんだろうな