アレルギーを理解できない義父母[2]義実家訪問には息子用のお弁当必須

アレルギーのある息子ケイタに義母がたまごを食べさせようとしたので思わず「やめてください!」と大きな声を出してしまった私に「なによ、マリさん怒鳴らないでよ~」と言った義母は「ママこわいでちゅねー」とケイタに言いました。なんと言われてもいい。とにかくたまごをケイタの口に入れるのは防げてホッとしました。

「お義母さん。前から言っていますが、アレルギーはケイタの命に関わることなんです。」と、少しイヤミも含めて義母に言いましたが、「そんなおおおげさね~」と義母。まったく通じません。

話が通じないどころか、義母は「マリさん、そんな神経質にならない方がいいわよ?」と真顔で言いました。

いつものこととはいえ、イラッとします。義母は「昔はアレルギーなんてなかった」とか「食べさせれば治る」とかいう考えを曲げず、何度私や夫から説明しても全く理解しないのです。

孫に食べさせてあげたい、という気持ちは嬉しいですが、少し目を離すとアレルゲンの食物を勝手にケイタにあげようとするので少しも目を離せません。これ以上何も食べさせられないように、私は作ってきたお弁当を取り出しました。「ケイタ用にお弁当持ってきているので。」

ケイタの顔がパッと明るくなり、「ママのおべんとう好き!」と言ってくれました。「よく噛んで食べてね。」ホッ。これで大丈夫のはず。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi