[25]義姉の愛情格差|全然知らなかった。娘が母親からきょうだい差別されていたと知り後悔の涙を流す父親

アイコンイメージ
前回のお話

真衣さんは夫の啓太さんと娘更紗ちゃんと暮らす妊婦さん。親戚との仲も良好で幸せな日々を送っていますが、ただひとつ義姉妙子さんの子どもに対する愛情格差に憤りを感じていました。妙子さんは弟の龍太くんばかりを可愛がり、姉の蒼ちゃんはいつも放置。扱いの差を目の当たりにした真衣さんや義両親がそれとなく注意しても妙子さんは聞く耳を持ちません。蒼ちゃんの悲しそうな姿を見た真衣さんは、何とかして助けてあげられないかと考え始め、義兄の浩太さんを義実家に呼んで話し合うことに。そんな時、更紗ちゃんが大切にしていた洋服が立て続けに紛失。状況から妙子さんの仕業ではないかと真衣さんが疑っていると、義妹カナさんからの連絡でなくなった洋服がネットフリマに出品されていることが判明。真衣さんとカナさんは犯人をあぶり出すために出品者に連絡をし、購入した商品を直接受け取る約束をとりつけます。当日、受け渡し場所に現れたのはやはり妙子さん。妙子さんが洋服を盗んでいた証拠を手に入れた真衣さんは、蒼ちゃんを助けるために、義実家での話し合いに同席することを決意。仕事が忙しく家のことを任せきりにしていた浩太さんは、妙子さんが蒼ちゃんに冷たく接していることに全く気付いていませんでしたが、更紗ちゃんと遊んでいるときの蒼ちゃんが家では見せない満面の笑みだったり、周りの必死の訴えを聞いて考えを改めたようで、蒼ちゃんと2人で話をしてみることを約束。真衣さんは妙子さんの窃盗の件を浩太さんに伝えはしたものの、今は妙子さんには何も言わず、まずは蒼ちゃんの対応を優先してほしいとお願いしました。話し合いの後、帰宅した浩太さんから「今すぐ来てほしい」と連絡を受けみんなで駆けつけると、浩太さんは愕然としていました。蒼ちゃんと話そうと部屋に入ったところ、龍太くんの部屋にはおもちゃがたくさんあるのに、蒼ちゃんの部屋には学校で使うもの以外は何もなかったというのです。普段は妙子さんから娘の部屋に父親が入るのはダメだと言われていた浩太さんは、妙子さんが龍太くんと蒼ちゃんの扱いにここまで差をつけていることを初めて知り衝撃を受けていました。

1話目から読む

娘の置かれた状況を知った父は後悔の涙

帰宅した浩太さんから「今すぐうちまで来てくれないか?」と連絡を受けた私たちは、急いで浩太さんの家へ向かいました。浩太さんは、私たちを見て「すまん!俺が間違ってた!」と平謝り。妙子さんが龍太くんだけを可愛がり蒼ちゃんを蔑ろにしていることを信用していなかった浩太さんですが、蒼ちゃんと話すために蒼ちゃんの部屋に入った浩太さんは、学校に必要なもの以外は何もない蒼ちゃんの部屋を見て驚き、私たちの話しが本当だとわかったようでした。

蒼ちゃんの持ち物は、服も文房具も全てが弟の龍太くんのおさがりだったと話してくれた浩太さんは、「この状況は・・異常だ!」と声を張り上げました。散々それを浩太さんに訴えていた啓太や私は「気付くのがおそすぎだろ!!」「ほんとに!!」と呆れつつも、ようやく浩太さんが自分の家庭状況をしっかり認識してくれたことに少しホッとしました。「それで蒼ちゃんは?」と蒼ちゃんの状況を聞くと、

「リボンを抱きしめながらベッドで寝てた・・」と聞き、蒼ちゃんの気持ちを想像して胸が締め付けられる私。「リボンをくれたのは真衣さん?」と浩太さんに聞かれた私は、更紗のリボンがいつの間にかなくなっていたことは言わず、更紗がリボンをあげたことにしました。そして、そのとき蒼ちゃんが「ママに怒られる」と心配していたことを伝えました。更紗がリボンをあげると言った時、ママに怒られるからと断った蒼ちゃんですが、やっぱり欲しくて持って行ってしまったのでしょう。

今日初めて蒼ちゃんの置かれていた状況を知り「俺、全然知らなかった・・。知ろうともしてなかった・・」と涙を流す浩太さんに「どうするんだ?」と啓太が聞くと、浩太さんは涙を拭いながら「蒼の荷物を持って実家に連れて行ってくれないか?頼む!!」と覚悟を決めたように言いました。その言葉に、私と啓太は顔を見合わせ「よし!!」と頷きます。

私はさっそく蒼ちゃんの部屋に向かいました。「蒼ちゃん、ちょっといい?」と声をかけ、ドアをノックして開けると、ベッドの上でリボンを握りしめていた蒼ちゃんが「ごめんなさい!リボン、わたしっ・・」と怯えた様子で謝って来ました。私は笑顔で「もうこっそり持っていっちゃだめよ。約束だよっ」と言って怒っていないことを伝え、「リボンさん、蒼ちゃんに大事にされて喜んでるね」と明るく言いました。そして、「あのね・・蒼ちゃん・・」と切り出し本題に入ります。

「これからしばらく・・おばあちゃんちに行かない?」と聞くと、蒼ちゃんは「えっ!?蒼・・だけ?」と自分だけがおばあちゃんの家に行くことに驚きと不安の入り混じったような顔をしましたが、何かを察したのか、溢れた涙を拭って無言で深く頷きました。

これまでは仕事を理由に家のことに無関心だった浩太さんですが、蒼ちゃんの置かれた状況を理解してすぐに行動に移してくれたのはよかったです。ひとまずおばあちゃんの家に行って蒼ちゃんの笑顔が増えるといいですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ

最新のコメント
  • ユウ より

    >リボンを抱きしめて寝てた

    …切なすぎる…蒼ちゃん

  • みるくうさぎ より

    さすがお兄さん、仕事はできるのね
    状況把握してからの決断は早い
    蒼ちゃんが幸せになりますように!

この記事をSHAREする