[17]食い尽くし系夫|一方的に叱ったのではなく、新入社員の将来を考えて食い尽くしを指摘した上司

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前回のお話

奈々子さんの夫の学さんは、自分の好きなおかずは周りのことを考えずに好きなだけ食べてしまういわゆる食い尽くし夫。奈々子さんは、注意しても理解してくれない学さんに悩み、大皿をやめて個別に出すようにするなど工夫しますが、根本的な解決にはなりません。学さんの食い尽くしは、一度に大量の料理を作り置きし、それがなくなったら別の料理をまた大量に作り置きするという家庭環境が原因だとわかった奈々子さん。なんとか改善できないものかと話し合いを試みるも、学さんは「足りないならもっと作ればいいだけ」と聞く耳を持たないどころか、食事について色々と口出しする奈々子さんへの不満を募らせます。そんなある日、会社の飲み会に参加した学さんは、新入社員のハルトさんが大皿に盛られた料理を遠慮なくたっぷり取る姿を見てイライラします。翌日、ハルトさんが昨夜の振る舞いについて、かがみさんから注意を受けている場面を目撃した学さん。そこで初めて、ハルトさんの行動が自分の普段の振る舞いと同じだと気づき、自分が社会人として非常識な行動を取っていたのだとようやく自覚しました。

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先のことを考えて指摘した上司

飲み会のとき、かがみさんやユミちゃんは、他の人のことを考えて食べるのを我慢していたのに、俺は自分の分がなくなることばかり気にしていました。俺はこの時、自分が普段からあのときのハルトと同じことをしていたのだと、ようやく気づきます。その事実に愕然としていると、給湯室から出てきたかがみさんと鉢合わせしてしまいました。

ハルトとの会話を盗み聞きしていたことを悟られたくなくて、とっさに「いや・・・俺、トイレ行こうと」とごまかそうとしますが、かがみさんには通用しません。かがみさんは俺の顔をじっと見つめると、「学くん、さっきのハルトくんとの話聞いてたでしょ」と言いました。

「いやっ、あの」と否定しようとしますが、かがみさんはお構いなしに話し始めます「私もね、新人さんに社会人としてのマナーや一般常識を伝えるのはおせっかいかなって思うんだけど・・・」

「ハルトくん、良い営業さんになりそうだから・・・この先のことを考えたらちょっと気になってね」かがみさんはそう言って、困ったように笑いました。

かがみさんは、ハルトを一方的に叱ったのではなく、彼の将来を考えて指摘してくれたようでした。俺はかがみさんの目をまっすぐ見ると「ですね、大丈夫ですよ。ハルトは素直でいいやつなんで、かがみさんに感謝してると思います」と答えました。

すると、かがみさんは「・・・だといいんだけどね」と微笑みます。そして俺の顔をじっと見つめると「それはそうと学くん」と改まった様子で声をかけてきました。

ハルトさんの将来を考え、食事のマナーを伝えたかがみさん。自分では当たり前だと思っていても、人から指摘されて初めて、自分の行動が間違っていたと気づくこともありますよね。

※この記事は過去に公開したものを再掲しています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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