娘にとってはいいパパだけど・・

コンパクトな雛人形にしようと夫婦で決めたのに、義母に七段飾りを贈りたいと言われるとすんなり受け入れてしまったショウタ。結局、大きすぎて部屋に飾れず、私の実家に持っていくしかなくなり、両親に迷惑をかけてしまうことに申し訳ない気持ちでいた私は、「母がサッちゃんのために張り切りまして~」となぜか得意気なショウタに本当に腹が立ちました。「これはナエの希望とは違うんじゃないの?」とこっそり母に言われた私は、「2人で決めたことが全部違うことになるの。これ、ずっと続くのかな」と我慢していた気持ちを涙ながらに打ち明けました。
「ショウタはサッちゃんを一番に考えてくれるいいパパだと思う。自分が我慢すればいいって分かってる。でも、うまく気持ちが整理できない」

「・・別れたいって思う時が増えてる。でもサッちゃんの育児に専念するため納得して仕事辞めたのは私・・。経済的に自立してないのに離婚なんてできない・・どうしたらいいかわからないよ・・」私は苦しい胸の内を吐き出しました。

黙って私の話を聞いていた母は、「・・お母さんからショウタ君にちょっと話をしてみようか?」と言ってくれましたが、「ううん。結局サッちゃんのためって言う。あと、私とお義母さんの仲が悪くならないようにって・・。いつもそうだもん・・。ごめん、もう少し我慢する」と母の申し出を断りました。これまでの経験から、ショウタには何も言っても無駄だとわかっています。我慢すると言った私に、母は「・・わかった。でも何かあったらすぐ連絡して。私たちはナエの味方だからね」と力強く言ってくれました。

別の部屋では、七段飾りの雛人形を飾り終えたショウタが「おぉ~。やっぱり迫力あるね~。買ってよかった~」と満足気に雛人形を眺めていました。そして、「お義父さん、片付けの時も来るんで、また一緒に作業をお願いします!」と図々しいお願いまで。

私たちに気付くと、ショウタは「サッちゃん見て見て~雛人形だよ!サッちゃんが幸せになれるようにって願いが込められているんだよ~」と笑顔でサッちゃんに話しかけ、「あっ、みんなで写真撮ろう!」と上機嫌。とてもそんな気持ちになれない私は、「私が撮ってあげるよ・・」とやんわり拒否。きっと、ショウタは私が今どんな気持ちでいるのかなんて少しもわかっていないでしょう。
これまでのことが積み重なり、離婚まで考えるほど追い詰められているナエさんですが、ショウタさんはナエさんの気持ちにこれっぽっちも気づいていなさそうです。いいパパなのかもしれませんが、ナエさんのことももう少し考えて欲しいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
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