今までの言動を謝る姉

レンとヒナのやりとりを目にした亜美は、自分がまだ幼かった頃の記憶を思い返しました。いつまでも逆上がりができない菜美に、根気強くやり方を教えてあげたこと。菜美と「ありがとう」「大好き」をいつも言い合っていたこと・・・。両親からの愛情を菜美に半分奪われていただけじゃない。自分もまた、菜美から姉妹としての愛情をたくさんもらっていた。そう気づいた亜美は、ぼろぼろと涙を流しながら菜美に謝りました。
「ごめんね菜美、私たち2人ともお父さんの娘だった・・・それなのにお金が苦しくなって、それを全部菜美のせいにして自分をごまかしてきた。でも違うの。私、お父さんを心配させたまま逝かせてしまった」亜美は涙をぼろぼろと流しながらそう話します。私はそんな亜美を安心させるように、「お父さんはわかっていたわよ、だから半分こって手紙を残したのよ」と声をかけました。

亜美は菜美をまっすぐ見つめると、「菜美ごめんね。私が悪いってわかってるけど、今はあなたを見るのがつらい。でも、菜美が悪いわけじゃないから」と言いました。その言葉に、菜美は「謝ってくれてありがとう」と返します。そして、一粒の涙を流しながら「でも、あの日お父さんの横で言われたこと、今はまだ許すことはできない」と、はっきり伝えました。

「わかってる、許してもらえなくていい。でも菜美が悪いんじゃないって、それだけは言いたかった」そう言って、まっすぐに自分の気持ちを伝える亜美。しかし菜美はそれ以上、何も言いませんでした。

すると、菜美の様子を見かねた直人さんが、「すみません、僕たちはこれで失礼いたします・・・菜美、今日は帰ろう」と声をかけ、席を立ちます。そして菜美の肩を優しく抱くと、ヒナを連れて帰っていきました。

亜美は、去っていく菜美に深く頭を下げると「菜美・・・ごめん」と、小さく謝りました。
「両親からの愛情をずっと奪われてきた」と仲が良いと思っていた姉から言われたらショックですし、すぐに受け入れるのは難しいですよね。心の傷が癒えるには、きっと時間が必要なのかもしれません。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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菜美さんの生活を羨ましがって、「本当なら私のものだったのに…」って考えた事あったもんね。それは違うよなぁ、とは思ってた
横目で見てる旦那さんは、菜美さんの気持ち色々聞いてたのかな。多分、本当のお母さんの事とかも。本当の気持ちって吐き出していい事もあれば良くない事もあるよね。
無理に受け入れる必要ないよ