[29]お父さんの娘は私だけ|私が間違ってた。昔を思い出し幸せを分け合っていたと涙ながらに語る姉

アイコンイメージ
前回のお話

最期の時が近づいた父幹久さんの病室で、「お父さんの娘は私だけ。だから遺産も私とお母さんだけのもの」と言い放った長女亜美さん。母純子さんは、その言葉に愕然。次女菜美さんは3歳で母親を亡くし、純子さんと幹久さんに引き取られた養子で、成長するにつれて優秀な菜美さんに亜美さんは劣等感を抱くように。結婚後、薄れていた劣等感は夫輝明さんの会社の経営が傾き始めて再び意識するように。その頃、幹久さんが余命半年と宣告。すぐ幹久さんの遺産額をたずねる夫に、菜美さんは血が繋がっていないのだから亜美さんが遺産をもらえばいいと言われ、父の死を恐れながらも遺産を期待する自分に嫌気がさしました。その後、幹久さんは自宅で看護生活となり菜美さんは幹久さんを献身的に看病、それを見て亜美さんの劣等感は再び強まります。ある日、突然胸を押さえて倒れ救急搬送されることに。病室で「お父さんの娘は私だけ」と言い出す亜美さんに、「私は遺産はいらないよ」と菜美さんが答えるも、亜美さんの憤りはおさまらず。すると突然意識の戻った幹久さんが「2人とも大事な娘だ」と手を握り静かに言いました。その後、亜美さんの振る舞いを咎めた純子さんに反発する亜美さん。菜美さんは相容れない姉妹の気持ちを純子さんに伝えます。それから一週間後、幹久さんは眠るように旅立ち、あっという間に四十九日に。法要も終わった食事の席で遺産のことを輝明さんにたずねられ、幹久さんが残した2通の遺言書を読み上げる純子さん。「姉妹仲良く半分に」と聞いた輝明さんは、「娘は亜美一人なのに不公平」と不満を口にし、その場の空気を台無しに。輝明さんの酷い物言いに「本当の家族で姉妹です。口を出さないで」と純子さんがキッパリ言いました。

1話目から読む

夫のさもしい心に揺さぶられていた

幹久さんの残した遺言書の内容が気に入らない輝明さんは、「娘は亜美一人なのに不公平」と不満を口にし、その場の空気を台無しに。菜美が「私は遺産はいらない」と言うも、私は幹久さんの願う通りにすると言った後、孫たちの、幹久さんを偲ぶ気持ちも踏みにじるような輝明さんの酷い物言いを聞き、「本当の家族で姉妹です。口を出さないで」とキッパリ言いました。

するとすぐさま「そんな怒らないでくださいよー」と調子のいいことを言う輝明さん。その傍らでは、すでに食事を終えたレンとヒナが話していました。
「そうだ、この前のゲーム機返す、サンキュ」レン君の言葉に「レン君もうクリアできたの?教えて」というヒナ。「いいぜ、結構難しいけどコツがあって」
二人が仲良く話しているのに気づいた亜美は、

まだ小さかった頃の菜美とのやりとりを思い出したようです。
「お姉ちゃん、逆上がりどうやるの?(泣)」「大丈夫、教えてあげるから任せて」そんなやりとりをした後は「お姉ちゃん、ありがとう。大好き」「私も!」と二人で笑い合った・・。
「半分奪われてた、だけじゃない。私も菜美からたくさんもらってた」亜美は昔を振り返りそう思いました。

さらに・・。
「昔はよく、お菓子とかも菜美と半分こしてた。それぞれの分はあったのに、菜美と半分こすると、2種類の味が楽しめるから楽しくて・・」
よみがえる記憶を心に留めた亜美は、「輝明さん、ちょっと黙ってくれる?」と幹久さんの遺産に執着しつづける輝明さんを制止しました。

そして、「私、間違ってた。半分こして、私も菜美と幸せを分け合ってたの。奪ったわけでも奪われたわけでもない。半分こは、そういうのじゃないの」そう言いながら涙が後から後からこぼれてきました。

「ごめんね、菜美。私たち2人とも、お父さんの娘だった。ずっと。ずっと・・」そう言って泣き続ける亜美に、「亜美・・」「亜美ちゃん・・」私も菜美も静かに声をかけました。

遺産に執着する幹久さんの隣で菜美さんとの思い出がよみがえった亜美さん。「奪われたんじゃない、幸せを分け合ってた」と涙ながらに話す亜美さんを見て、これが本当の亜美さんだと、純子さんも菜美さんもきっと思ったことでしょう!!

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ

最新のコメント
  • レレレ より

    本当謎。
    義息には余計な事言うな、とズバッと怒れるのに
    何故娘達が余計な事で揶揄してくるオバ◯達には何にも言わず、慰めだけで言われるのを放置してたの?この母親。

    平等にしてきたってより、単純に周りに「良い人」して、仲良しを強制させ、
    皺寄せを娘達にさせてた結果だよね。拗れたの。
    娘達も「良い親」の顔されてるからこそ、諦められずのこのグダグダぐちゃぐちゃになったとしか⋯
    娘達が本当、可哀想。
    当たり障り良い人は本当に善い人じゃないのよ。

  • まぁ より

    こんな、嫁の遺産を当てにしようと思うひとだから、会社経営もうまく行かなかったんだね
    親の会社を潰し、嫁の遺産を当てにして、それを使い切った時には、うまく行かないのは、嫁のせいにするよね
    嫁を保証人にして、逃げるだろうね
    その人と、人生を歩んで子供を犠牲にするのか、新しい道をいくのか
    亜美には、もう答えは出ているよね

この記事をSHAREする