一旦引き下がるのも本に書かれているので想定済み

一方その頃涼介は、未だに喫茶店で連絡待ちをしていました。思惑通りにいかないため戸惑っているところに、私からのメッセージが届きます。駅前近くのファミレスに来てほしいという内容に、いつもと違う雰囲気を感じつつ移動しました。ファミレスに居る美鈴や高橋くんに驚きながら、さっそく連絡しなかったことを咎める涼介の前に、アドバイス本を取り出しました。
「別にこの本が悪いとか思わないけど・・・今まで涼介がやってきた突飛なこと、結構ストレスだったのに・・・。涼介がそういう風にしたいならそうさせてあげたいな、って思ったから我慢してたのに・・・」という私に、涼介が「俺は別に、何も」と口を挟みますが、無視して話を続けます。「何これ、【予測不可能なことをして相手をびっくりさせましょう。きっとあなたが魅力的に見えます】って」

「【大きな音で場の空気を自分のものに!】」読み上げる私に涼介が狼狽えます。「やめろって」「【寂しい、会いたい、など積極的に伝えて気を引き、心を弄び疲れさせましょう】」ひたすら読み上げていると「もう!やめてください!」と涼介から泣きが入りました。

しかし主張したいことは、そこではありません。「こんなのもうどうでもいい。私がムカついてるのはこれ!」ずい!と件のページを突き出し「誰が星1じゃぁああ!!」と叫びました。そんな私を涼介がぽかーんと見上げます。

そして「もう家出てくから。別れよう。バイバイ」と畳みかけました。狼狽えた涼介が引き留めようとしますが、(いや、今は分かったって言っておいて、荷物とか取りに来るはずだから・・・家で二人になったタイミングで丸め込めるはず・・・)少し考えて頷きます。そして私達はファミレスを後にしました。

「南出くん、意外とあっさり引き下がったなぁ」と呟く髙橋くんに、「そうするだろうと思ったんだ。本にね、【別れ話になったら】っていう項目があって・・・一度要求を飲んで、丸め込むチャンスを狙いましょう、って。借りてる物や相手の私物があれば交渉に使えるので持っておきましょうって」と説明すると、美鈴「卑怯な・・・」と呟きました。「まぁー、それももう無理なんだけどなぁ」と言うのと言う高橋くんに、私も頷きます。「まぁねー、だってあの部屋はもう・・・」
見事に別れ話を成功させた三咲さん。アドバイス本を読み上げているときの動揺ぶりを見るに、さすがの涼介さんも恥ずかしかったのでしょう。しかし三咲さんの一番の怒りポイントにピンときていない辺りが、涼介さんらしいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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えー…っと、この本のタイトルって「Let’sモラハラ入門!〜気になるあのコを大☆捕☆獲!」とかだったっけ?えーそんな本あるのー?
自費出版ならともかく、ふらっと寄ったフツーの本屋で売ってちゃヤバいでしょ。逆に内容が気になる(笑)。
応援を呼んでる時点で荷物は全てきれいさっぱりだよね、どう考えても。
しかしモラ男の愛読書、ヤバすぎる…
まずもって、こんなクソの役にもたたない本を出版した理由を知りたい笑
そして、何部売れたのかも合わせて知りたい笑
自主出版の本より売れなさそう。