親切心とは思いつつもありがた迷惑

お向かいのおばあちゃんたちから投げかけられる遠慮のない言葉の数々。気にかけてくれるのはありがたいのですが、正直気が重くなってしまいます。先日も、ゴミ捨てをする夫を見たおばあちゃんたちから「アンタ家事を父ちゃんにやらせてるの?」「家事は女の仕事」と怒られてしまいました。いやいや、ゴミ捨てくらいでそんなこと言われても・・。
数日後、私は娘の授業参観に行くために仕事を休んでいました。保育園に向かおうと家を出ると、おばあちゃんたちがいつものように家の前で井戸端会議をしていました。普段は昼間に顔を会わせることがないからか「なんだ?今日は仕事ないのか?」「辞めた?」「女はな~。すぐ辞めれるからな」とこの日も言いたい放題のおばあちゃんたち。

「あ・・いや、今日は授業参観で・・」と言ってさっさと立ち去ろうとしたのですが、「なんだ?辞めてないのか?」「子どもは保育園か?かわいそうに・・」「父ちゃんの稼ぎは悪いのか?」と口々に話しかけてきます。

すると、一人のおばあちゃんが「なぁ、孫の成人式の写真見せてやる」と唐突に写真を見せてきました。会ったこともない女の子の写真にそんなに興味も持てないし、今は時間ないんだけど・・と思いつつ、「わ~きれい~」と当たり障りなく感想を言うと、

「この振袖貸したるわ。どうせ買えないだろ?」と笑顔で言われました。え?まだそんなに親しくないのにそんな提案されても困っちゃうな・・と思いつつ、そういえば今さらりと失礼なこと言ったよねとモヤる私。するともう1人が「それがいいわ。イマドキの子は借りるんだろ」と賛同し、もう1人は「なんだ嫌なのか?」と責めるように言ってきました。

「髪飾りもあるし、これで間に合うだろ」と貸す気満々のおばあちゃんに他の2人も「こんな良い話なかなかないぞ」「ほら、うんって言いな」と加勢します。親切心で言ってくれているのだろうとは思うものの、あまりにもぐいぐい来るので引いてしまいます。「こんな素敵なお着物、汚すと大変だし・・まだ園児ですし~」となんとか断り、私は逃げるようにその場を去りました。あのおばあちゃんたちに捕まると長いんだよね・・。急いでいる時は気をつけようと思いました。
子どもの授業参観に行くと言っているのに、こんなに長々と話しをされたら時間が気になって仕方ありませんね。あれこれ気にかけてくれるのはありがたいですが、ここまでくるとありがた迷惑ですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
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