ご近所付き合いって大変だ

娘の授業参観に行こうと家を出ると、いつものように井戸端会議をしていたおばあちゃんたちに「今日は仕事ないのか?」と声をかけられました。「今日は授業参観で・・」と言って急ぎ足で立ち去ろうとしましたが、「子どもは保育園か?かわいそうに」「父ちゃんの稼ぎは悪いのか?」とお構いなしに話しかけてきて、さらには唐突に「孫の成人式の写真みせてやる」と写真を見せてきたおばあちゃんが「この振袖貸したるわ。どうせ買えないだろ?」と言いだすと、他のおばあちゃんたちも「こんないい話なかなかないぞ」「ほら、うんって言いな」とぐいぐい。いやいや、まだそんな親しい仲でもないですし、何よりうちの娘まだ保育園児なんで・・。気の良いおばあちゃんたちですが、なかなか強引なのでちょっと困ってしまいます。
そんなある日。インターホンが鳴ったので出てみると、お向かいのおばあちゃんでした。「ちょっと外に来て」と言うので、何かあったのかなと思い玄関を出ると、

「うちの孫、国立の医学部行ってる」と唐突に自慢されました。えっと・・突然何?と思いながらも「えっ・・あっ。すっ、すごいですね~」と話しを合わせると、「だろ、すごいんだ」と満足そうなおばあちゃん。

すると、他のおばあちゃんたちも「うちの子は〇〇企業に勤めてる」「うちは、役所」と口々に子どもや孫の自慢。戸惑いながらも「わっ、大手なんですね。すごい~」「おぉ~」とリアクションしましたが、わざわざそれを言いに来たの??と頭の中はハテナでいっぱい。

よく分からないけれど「皆さんのところは本当にすごいですね~」と褒めていると、私のリアクションに満足したのか、「だろ、すごいだろ」と言っておばあちゃんたちは帰って行きました。・・え?これなんの時間??

突然訪ねてきたと思ったら、自慢話だけをして帰って行ったおばあちゃんたち。目的が謎すぎてしばらく呆然としてしまっていた私は、娘に呼ばれてハッと我に返りました。ちょっと対応に困ることもあるけれど、悪い人たちでは決してない。なんだか憎めない3人のおばあちゃんたちとのご近所付き合いはまだまだ続きそうです。
突然家にやってきたと思ったら、家族の自慢話だけをして帰って行ったおばあちゃんたち。なんて自由な人たちなのでしょうか。配慮や遠慮なしにぐいぐい踏み込んでくるおばあちゃんたちには困ってしまう部分もありますが、何かあったときにはとっても頼りになりそうな気もします。適度な距離を保ちつつうまく付き合っていけるといいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
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