[29]孫を置いて消えた娘|ずっと一緒にいてくれる?小さな体で全てを受け止める孫の手を離したりしない

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前回のお話

シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘する娘リコさんを支えながら、自身も責任ある立場で仕事に励む雪江さん。リコさんを支えたい一心で、小学2年生の孫ミオちゃんのお迎えやお世話を頻繁に引き受けていましたが、ある日リコさんは「今は彼との時間が一番大切。ミオは大事だけど今は離れたい」とミオちゃんを雪江さんに預けたまま姿を消してしまいます。リコさんの勤務先に連絡すると半年前に退職しておりスマホも解約済み、アパートまで退去の手続きがされていて、リコさんを探す手がかりは何ひとつありません。ミオちゃんを守ることを第一優先で考えた雪江さんは、ミオちゃんには嘘やごまかしはせずに事実を丁寧に伝え、扶養に入れる覚悟を決めました。ミオちゃんが3年生になり家庭調査票の記入を求められた雪江さんは不安になり役所に相談。職員からミオちゃんの父親に連絡を取ってほしいと言われ、不本意ながらもリコさんが妊娠中に浮気をして離婚した元夫隆文さんに会うことに。すると、浮気をして離婚を切り出したのはリコさんだと言われビックリ。半信半疑だった雪江さんは、隆文さんが養育費を振り込んでいる通帳を差し出され、ミオちゃんを手放したくないと思いながらもどうしたいかと隆文さんに尋ねます。隆文さんに再婚して子どもがいるから一緒に過ごすことはできないと言われてホッとした後、母親にまで嘘をついていたリコさんのことを思い悩むも、ミオちゃんを精一杯育てると心に誓い、きちんと説明することにしたのでした。

1話目から読む

孫と祖母、2人の心が通い合った

リコの元夫隆文さん話を聞き、母親にまで嘘をついていたリコのことを思い悩むも、ミオを精一杯育てると心に誓った私は、家に帰ってミオにきちんと説明することにしました。

帰宅後。
「ミオ、ちょっといいかしら」と声をかけると、「なぁに?」と返事をするミオに、「あなたにとっても、とても大切な話なの」そう言って切り出しました。

「リコは・・ママは、帰ってこないかもしれない。だから、今日はリコがいなくてもミオが困らないように、いっぱい手続きしてきたの。学校のことも、もし病気になっても困らないように、ばぁばが家族としてできることを考えているからね」私がそう言うと、「うん」ミオが静かに頷きました。

そして、「じゃあ、ばぁばはずっと一緒にいてくれる?」そうたずねられ、「もちろんよ、ずっと、一緒にいる」私がそう答えると、

「ばぁばはミオを置いていかないでね」と真剣な表情で念押しするようにたずねるミオ。私は「絶対に置いていかないわよ」と力強く答えました。そして、「大体、ミオの方が足が速いじゃない?」私が笑いながらそう言うと、「うん。すぐ追いついちゃうね」笑いながら答えるミオ。そして2人で顔を見合わせて笑いました。

その後、「ミオ、大好きよ」ミオを抱きしめながらそう言うと、「ミオも、ばぁば大好き」私の胸の中で笑顔を浮かべてミオもそう言ってくれました。

隆文さんのおかげで、ミオちゃんの保護者としてのさまざまな手続きが完了した雪江さん。「ママはもう帰ってこないかもしれない」と言葉を濁さずハッキリ伝えることで、ミオちゃんも安心して雪江さんに甘えられるのかもしれませんよね。誰にも邪魔されず2人仲良く暮らせることを祈るばかりです。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • 柚子 より

    数年後、母親が大病したとかで余命僅か、もしくは亡くなった後に遺産目当てでリコが戻って来そうな予感…

  • パパンパン より

    そもそもミオは元夫のこどもなのか気になるんだけど・・・

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