親として、自分はまだまだ未熟だった

しばらく経ったある日、修二がひとりで家を訪ねてきました。またハルトを取り返しに来たのかと思いましたが、修二は「兄さんにハルトがサッカーを始めたって聞いて」と、驚いたことにハルトとの距離を縮めようとしてきたのです。「ハルトと親しくなる時間を持ちたい」そう話す修二の目は、どこまでも真っすぐでした。
公園でたっぷり遊んで満足したのか、ハルトたちはお昼ごろになると家に戻ってきました。まゆみちゃんは、そんな3人に焼きそばを振る舞います。ハルトは焼きそばを頬張ると「ママの焼きそば、おいしい!大好き」と満面の笑みで言いました。その言葉が嬉しかったのか、まゆみさんはフフッと微笑みます。

焼きそばを食べ終えると、修二が「ハルトくんはサッカーがうまいんだな」と話し始めました。その言葉を聞いたハルトは得意げに「いつもパパと練習してるもん、ね?」と誠一に声をかけます。本当の父親は修二ですが、ハルトにとってのパパは誠一。3人を見ていると、何とも不思議な気持ちになります。

その後、ハルトを寝かしつけて後片付けをしていると、修二が「今日改めて思った、兄さんすごいな」と珍しく誠一を褒めました。すると誠一は少し照れくさそうに「なんだよ、急に」と返します。

修二は少し考えるようにしてから「ハルト、上機嫌でサッカーしてると思ったら、転んで泣いたり、急に鼻水出したり。でも兄さんは全く動じずに絆創膏出して、ティッシュで鼻かませて、喉が渇いたころには水筒出して・・・あぁこれが親なんだなって思った」と、しみじみと言いました。

修二はまゆみちゃんの方を向くと「まゆみさん、改めてハルトを育ててくれて本当にありがとう」と頭を下げました。そして続けて「乳児を突然預けたうえに数年放置して、今度は急に取り戻そうとするなんて、俺たちがいかに何もわかってなかったかようやく理解できた」と言いました。誠一とまゆみちゃんの姿を見て、修二はやっと、自分たちが親としてどれほど未熟だったのかを理解できたようです。
ハルトくんを無理に連れ戻すのではなく、少しずつ距離を縮めて信頼関係を築こうと決めた修二さん。ハルトくんと触れ合う中で、誠一さんが親としてどれだけ自然に子どもを気にかけて行動しているのかを実感し、自分たちがどれほど未熟だったのかも理解できたようですね。修二さんだけでなく、恵理子さんも同じように気づいてくれるといいのですが。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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「で、これからどうするんだ」
ほんまやわー。弟だけでも親になる家族になる事の偉大さを解っただけでも今回は収穫やが、ここからが問題。
あの弟嫁は自分が正解と思い込んでやまないもんな〜人を一人育てる事を会社の仕事と同じく金やタスク管理で成せると信じてる。あれでも実母なのが何ともやるせない。
この捻じれた親子関係をうまく解決しないと、ハルト君が思春期&反抗期になった時にかなり葛藤することになるのではと思ったりもするが、なんか度を越した能天気一家だからハルト君も染まっちゃって同じく能天気でいったりするかもしれませんね。それにしてもお父さんの三雄さん、今更「これからどうするんだ」はないんじゃないですか。
聞くなら、ハルト君を押し付けられた時点で確認しとくべきことじゃないですか。あなたは次男夫婦の育児放棄を助長した張本人ですよ三雄さん。