血の繋がりはなくても親子の絆がある

修二と恵理子さんが帰った後、2階でハルトと待っていたまゆみちゃんを呼びに行くと、ハルトは眠ってしまっていました。修二たちと話したことをまゆみちゃんに伝え、4人で今後のことを話しました。実の親である修二たちが本気でハルトを取り返しにきたら、それを拒否するのは難しいかもしれないこと、それでもハルトのためにはこのままの状態が一番いいと思っていることを夫が話すと、まゆみちゃんは「ハルトが幸せになるようにしたい。それだけです」と静かに言いました。
重い空気で話していると、目を覚ましたハルトが「ママ?」と寝ぼけた様子で2階からおりてきました。「ハルト、起きちゃった?」とまゆみちゃんが声をかけると、

ハルトが不安そうな表情で「ママは、ハルのママじゃないの?パパも、違うの?」と聞きました。さっき修二と恵理子さんから「あなたのママは私」「俺たちが本当の親」と突然聞かされてしまったハルト・・。突然現れた知らない大人にそんなことを言われたハルトはどれだけ不安になったことでしょう。ハルトにそう聞かれたまゆみちゃんも誠一もどう答えるべきか戸惑っているのでしょう。「ハルト・・」と言葉に詰まっています。

まゆみちゃんは、意を決したようにハルトの目をまっすぐ見て「聞いちゃったよね。今まで黙っていてごめんね。今日、ハルトが会った恵理子さんが、ハルトを産んだ人なの」とゆっくりと話し始めました。ハルトは困惑しながら「でも、ママはハルトのママだよね?」と聞き返します。

「ママがいい、ママじゃないと嫌だ」ハルトは絞り出すようにそう言って泣き出してしまいました。「うん、ママがハルトのママだよ」「パパだって、ハルトのパパだ」まゆみちゃんと誠一は2人でハルトを抱きしめました。やっぱり、ハルトにとってのママとパパは赤ちゃんの頃からずっと育ててきたまゆみちゃんと誠一なのです。

3人の様子を黙って見守っていた夫は、私の方をチラッと見て「まゆみさんと一緒にいるのが、ハルトにとって一番だと思うが・・」とぽつり。もちろん同じ気持ちの私は静かに頷きました。まゆみちゃんと、誠一と、ハルト。どう見たって幸せで仲のいい親子そのもの。このままがいちばんいいと思ってしまうのは、間違ってるのかしら・・。
今までずっと本当のママとパパだと思っていた2人が実はそうではなく、本当の両親は別にいると知らされた5歳のハルトくん。混乱して当然ですし、そう言われたところでハルトくんにとってのママとパパはまゆみさんと誠一さんでしかありませんよね。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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誰かも指摘していたけど、ハルト君の社会保険関係はどうなっているのだろうか?実親の扶養に入ったままならハルト君の医療受診記録は、実親の勤務する会社の保険組合にいってるよね。それとも扶養者を祖父の三雄か伯父の誠一あたりにして、そっちの保険に加入していたりするのかな。なんか預からされた時の経緯も大雑把だったから、今更になって気になってきた。それにしても大人たちの誰もが、ハルトの精神状態を心配していないのが恐ろしい。
これは、近来まれにみる酷い展開・・・
どいつもこいつもぼんくらだな!