[41]高飛車嫁と献身嫁|ママじゃないと嫌だ。本当の両親が別にいると知り不安になる息子を抱きしめる

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前回のお話

夫の三雄さんと長男夫婦の誠一さん、まゆみさんと暮らす幸子さんは、田舎で平凡ながらも幸せな日々を送っていましたが、外資系企業勤めでエリート至上主義の次男修二さんと恵理子さん夫婦が妊娠を機に近くに引っ越してきたことから平穏な毎日が崩れ始めます。次男夫婦は優秀で高収入な自分たちの方が偉いという考えで、何かにつけて実家の家族を見下します。初めは妊娠中の恵理子さんを気遣って頼まれた家事などを手伝っていた幸子さんとまゆみさんは、遠慮も感謝もない態度に耐えかねて次男夫婦と距離を置くことに。恵理子さんがハルトくんを出産してからも疎遠な状態は続きましたが、2ヶ月後のある朝、ハルトくんを1日だけ預かってほしいと修二さんが訪ねて来ます。しかし、修二さんと恵理子さんは「海外で仕事をしたいから数年実家で育ててほしい」とそのままハルトくんを置いて海外へ行ってしまいました。数年後、5歳になったハルトくんは誠一さんとまゆみさんを自分の両親と認識していました。そんなある日、次男夫婦が突然帰国。5年間ほぼ連絡もしてこなかったにも関わらず、お金さえあればハルトくんを幸せにできると信じて疑わない2人は、まずはここに通ってハルトくんとの関係を築くべきだと言う幸子さんの言葉にも猛反発。しかし、誠一さんから「お前たちが親としてやってきたことを評価できるのはハルトだけ。そのハルトに今お前たちは拒否されてる」と言われ渋々帰って行きました。2人が帰った後、幸子さん、三雄さん、誠一さん、まゆみさんの4人は今後について話しました。「このままの状態がハルトにとっていいと思うが、実の親が本気で取り返しに来たら難しいかもしれない」という三雄さんの言葉に、まゆみさんは「私はハルトが幸せになるようにしたいだけ」と静かに言いました。

1話目から読む

血の繋がりはなくても親子の絆がある

修二と恵理子さんが帰った後、2階でハルトと待っていたまゆみちゃんを呼びに行くと、ハルトは眠ってしまっていました。修二たちと話したことをまゆみちゃんに伝え、4人で今後のことを話しました。実の親である修二たちが本気でハルトを取り返しにきたら、それを拒否するのは難しいかもしれないこと、それでもハルトのためにはこのままの状態が一番いいと思っていることを夫が話すと、まゆみちゃんは「ハルトが幸せになるようにしたい。それだけです」と静かに言いました。

重い空気で話していると、目を覚ましたハルトが「ママ?」と寝ぼけた様子で2階からおりてきました。「ハルト、起きちゃった?」とまゆみちゃんが声をかけると、

ハルトが不安そうな表情で「ママは、ハルのママじゃないの?パパも、違うの?」と聞きました。さっき修二と恵理子さんから「あなたのママは私」「俺たちが本当の親」と突然聞かされてしまったハルト・・。突然現れた知らない大人にそんなことを言われたハルトはどれだけ不安になったことでしょう。ハルトにそう聞かれたまゆみちゃんも誠一もどう答えるべきか戸惑っているのでしょう。「ハルト・・」と言葉に詰まっています。

まゆみちゃんは、意を決したようにハルトの目をまっすぐ見て「聞いちゃったよね。今まで黙っていてごめんね。今日、ハルトが会った恵理子さんが、ハルトを産んだ人なの」とゆっくりと話し始めました。ハルトは困惑しながら「でも、ママはハルトのママだよね?」と聞き返します。

「ママがいい、ママじゃないと嫌だ」ハルトは絞り出すようにそう言って泣き出してしまいました。「うん、ママがハルトのママだよ」「パパだって、ハルトのパパだ」まゆみちゃんと誠一は2人でハルトを抱きしめました。やっぱり、ハルトにとってのママとパパは赤ちゃんの頃からずっと育ててきたまゆみちゃんと誠一なのです。

3人の様子を黙って見守っていた夫は、私の方をチラッと見て「まゆみさんと一緒にいるのが、ハルトにとって一番だと思うが・・」とぽつり。もちろん同じ気持ちの私は静かに頷きました。まゆみちゃんと、誠一と、ハルト。どう見たって幸せで仲のいい親子そのもの。このままがいちばんいいと思ってしまうのは、間違ってるのかしら・・。

今までずっと本当のママとパパだと思っていた2人が実はそうではなく、本当の両親は別にいると知らされた5歳のハルトくん。混乱して当然ですし、そう言われたところでハルトくんにとってのママとパパはまゆみさんと誠一さんでしかありませんよね。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ

最新のコメント
  • マルサンカクシカク より

    誰かも指摘していたけど、ハルト君の社会保険関係はどうなっているのだろうか?実親の扶養に入ったままならハルト君の医療受診記録は、実親の勤務する会社の保険組合にいってるよね。それとも扶養者を祖父の三雄か伯父の誠一あたりにして、そっちの保険に加入していたりするのかな。なんか預からされた時の経緯も大雑把だったから、今更になって気になってきた。それにしても大人たちの誰もが、ハルトの精神状態を心配していないのが恐ろしい。

  • のりこ☆ より

    これは、近来まれにみる酷い展開・・・
    どいつもこいつもぼんくらだな!

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