[10]婚約者の親が無理|控え室には自分が選んだウエディングドレスではなく義母が選んだ白無垢が用意されていた

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前回のお話

慎太郎さんからプロポーズされ幸せいっぱいのサナさんでしたが、結婚するにあたり地元のしきたりや嫁としての役割が多いから頑張ってほしいと言われ、婚約早々不安がよぎります。義実家へ挨拶に行くと、義両親は会うなりサナさんが仕事をしていることを責め、嫁の義務は夫を支え跡継ぎを産むことだと言い放つなど、時代錯誤な考え方に驚きます。それだけでなく、集まった大勢の親族のために夕食の準備、配膳、片付けをやらされ、休む間もなく働かされたサナさんは、このまま結婚していいものかと不安な気持ちになりました。両親への挨拶を終え、少しずつ結婚するという実感が湧いてきた頃、慎太郎さんから「結婚式はこっちの地元でやりたい」と言われます。呼べる親戚が限られることに不満を覚えたサナさんでしたが、慎太郎さんは彼女の気持ちに寄り添うことなく「嫁入りってそういうもんでしょ」という言葉で丸め込もうとします。しかも、ドレスも料理も全て母親に任せようとする始末。結婚式に対しての自分なりの理想があったサナさんは、せめて衣装だけは選ばせてほしいとお願いして、素敵なウエディングドレスを選んだのでした。

1話目から読む

白無垢を着ろってどういうこと!?

「結婚式の段取りを全て義母に任せる」と言われた時は驚きましたが、私が真剣にドレスを選ぶ姿や、先々の段取りまで考えている様子を見て、慎太郎はようやく私にとって結婚式がどれほど特別なものなのかを理解してくれたようでした。義両親の強引さには思うところがあるけれど、慎太郎はきちんと話せば分かってくれる人です。

そして結婚式当日。式場は予定通り慎太郎の地元です。遠方ということもあり、招待したのは家族とキミとハルだけ。式場に到着すると、まるで待ち構えていたかのように義母が私たちを迎え入れました。

「サナちゃんはこっち、慎太郎はそっちの部屋で支度ね」義母はてきぱきと指示を出します。私は「はい、今日はよろしくお願いします」と一礼。段取りを一手に担っているせいか、義母のピリピリした空気がこっちにも伝わってきて、思わず背筋が伸びます。

案内された新婦の控え室に入ると、そこには私が選んだ白いウエディングドレスではなく、鶴の刺繍が施された白無垢が飾ってありました。私は思わず「え?あの、これは?」と戸惑いながら義母にたずねます。

すると義母は、しらばっくれたような様子で「あぁ、ドレスのこと? うちでは白無垢って決まってるの」と、当然のように言いました。ですがそんな話、急に言われても納得できるはずありません。「でも、ドレスを送りましたよね?ヘアメイクもお願いしてて・・・」私は必死に食い下がります。

しかし、義母は一歩も譲りません。「届いたドレスも置いてあるわ・・・でも式はこれで。和装の着付け師さん頼んでるから早く着替えて」そう淡々と言い放つと、ぴしゃりと力強くふすまを閉めました。

純白のウエディングドレスに身を包み、素敵な式にするつもりが、控え室に用意されていたのはまさかの白無垢。主役であるサナさんと慎太郎さんの意見も聞かず、「うちでは決まってるから」の一点張りなんて、あまりにもひどすぎますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん

最新のコメント
  • みけ より

    ダメだ、こりゃ。
    逃げられるなら速攻で逃げるしかない。

  • ケロリ より

    正直、は?今更何言ってんの?
    それぐらい想像つくでしょ?今までの言動考えたらとしか思えない。
    悪いけど何も同情できないわ。

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