義妹の前でも妻の料理を貶める夫

料理上手な義母にはまだまだ及ばないかもしれません。それでもみのりちゃんは、私が一生懸命作った料理を「美味しい!」と目を輝かせながら食べてくれました。こだわったお出汁にも気づいてくれて、作った甲斐があったと涙ぐんでいたその時、充の「美味いっちゃ美味いけど、やっぱりお袋の味とは違う」という余計な一言で、場の空気が一瞬にして凍りついたのでした。
「優奈の料理はなーんか違うんだよなぁ・・・みのりもお袋の飯食って育ったんだから分かるだろ?」まるで味の違いが分かるかのように、評論家気取りで話す充。また始まった、と思わず心の中でため息が漏れました。やっぱり充は、どこまでいっても私の料理を認めるつもりはないようです。

でも今はみのりちゃんもいるし、我慢しなきゃ。私は充に言い返したい気持ちをぐっと堪えて、「そうなの!頑張っているんだけどなかなかお義母さんの味にはならなくて・・・」と笑顔で言いました。

しかし、それをいいことに充の小言はますますエスカレート。「みのりさ~お袋の料理のコツなんか知らない?聞いても『目分量だから分からない』って教えてくれなくて」と、みのりちゃんにまで話を振り始めました。するとみのりちゃんは「え?お兄ちゃんなに?なに言ってんの?」と、ぽかんとした表情を浮かべます。

何を言われているのか分からず、口をぽかんと開けたままのみのりちゃん。それでも充は、「だーかーらーお袋の料理が美味い秘訣だって!お前知らないの?」と、なんとか答えを引き出そうとします。するとみのりちゃんは一瞬言葉を失い、「お兄ちゃん・・・それマジで言ってる?」と怪訝そうな表情をしました。

「私、お母さんの味再現できるよ?」当然のようにそう話すみのりちゃんに、充はパッと目を輝かせ「本当!?じゃあ優奈に教えてやってよ」と嬉しそうに言いました。するとみのりちゃんは、「じゃ、お義姉さん!明日買い物行こう!」と得意げに私を誘ったのでした。
普段から料理をしないのに、違いが分かるとでも言うように評論家気取りで優奈さんの料理にケチをつける充さん。しかし、みのりさんは充さんがなぜそこまで母の料理にこだわるのか分からない様子。なんだか、充さんが知らない何かがありそうですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
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