[20]クズ男に恋した私|彼にとって私は都合のいい女?友達の指摘に何も言い返せない

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前回のお話

コミュ力が高くみんなに優しいレンさんと大学のインカレサークルで出会い恋をした引っ込み思案なミカさん。彼女同然の関係になったものの、レンさんからは「好きだけど付き合えない」と言われ続け曖昧な関係のまま数年が経過。その後、ミカさんは大学を卒業して社会人になり、レンさんは留年してしばらくして退学。二人はすれ違いが多くなり、レンさんからの連絡が減っていきましたが、ミカさんは「就職して一人前になったら付き合ってくださいって言う」というレンさんの言葉を信じていました。しかし、レンさんからは数週間に一度気まぐれに連絡が来るだけになり、会えても就活のためのスーツを買ってあげたりご飯をご馳走してあげるとすぐに帰ってしまいました。レンさんと1ヶ月ほど連絡がつかなくなったある日、レンさんがよく顔を出していたバスケの集まりに行ってみることにしたミカさんですが、レンさんはいませんでした。そこでレンさんの友達アツシさんに会ったミカさんは、レンさんには今いい感じの女の子がいることを聞きショックを受けます。さらに「ミカちゃんはレンとは付き合えないよ。好きだとか一番だよとか言われてるけど、付き合えないって言われてるでしょ?」と言われ、自分たちの曖昧な関係をズバッと指摘されたミカさんは動揺します。

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私は都合のいい女?彼の友達の言葉に自信が揺らぐ

レンとは付き合えないとアツシくんから断言された私はついカッとなって「どうしてですか!」と突っかかると、「好きだとか一番だとか言われてるけど、付き合えないって言われてるでしょ?」と言い当てられてしまいました。

「ぶっちゃけ、ミカちゃんみたいな都合のいい女の子、レンにはたくさんいるよ。ここに来てレンと話している子はみんな割り切ってる」とアツシくんに言われ、バスケの集まりのときいつも女の子に囲まれていたレンを思い出しました。

少し落ち着いた私に、アツシくんは「・・もしかして。本当に一番だと思ってた?自分の事?」と静かに聞いてきました。私は「レンは私の事、一番だって言ってくれてました。それに連絡も来るし、お泊まりもあります」と必死にアツシくんの言葉を否定しようとしますが「でも、実際、今連絡がないからここに来たんでしょ?」と言われ何も言い返せませんでした。

アツシくんは私を駅まで送ってくれ、別れ際に思い出したように「あぁそうだ」と言って、

「ま、何かあったら連絡して。愚痴くらい聞くから」と優しく言ってくれました。

私は「・・ありがとうございます」とお礼を言ってアツシくんと別れました。

アツシさんは、レンさんにはミカさんのような都合のいい女の子はたくさんいて、他の女の子はみんな割り切っていると淡々とミカさんに伝えました。ミカさんは「レンは私の事、一番だって言ってくれてました。連絡も来るし、お泊まりもあります」とアツシさんの言葉を否定しようとしますが、「でも連絡がないからここに来たんでしょ?」と言われ何も言い返せませんでした。厳しい言葉ばかりをミカさんにかけていたアツシさんですが、ミカさんを駅まで送ると別れ際に「何かあったら連絡して。愚痴くらい聞くから」と優しく言ってくれました。
レンさんにとってミカさんは都合のいい女だとスバッと言い切ったアツシさん。ミカさんにとってはアツシさんの言葉は聞きたくないものばかりだったと思いますが、アツシさんはミカさんが心配なのでしょうね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母

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