[18]愛した人はモラ夫でした|責められてどん底「ちゃんとママになれるのかな」涙が止まらない

アイコンイメージ
前回のお話

「僕が養うから仕事辞めなよ」とプロポーズされ、夫リヒトさんをサポートすると決めたハズキさんは、リヒトさんのルーティンに合わせるよう努力していました。早朝5時にジョギング、帰宅後にシャワーを浴びて出勤準備、そして、出来立てのパンを出して欲しい、いつも綺麗な格好をしていて欲しいとリクエストされ、朝4時に起床してパンを捏ね、メイクをして身支度を整えるように。リヒトさんが仕事の間は休憩時間も惜しんで掃除、洗濯、買い出し、夕食作りと家事を頑張るも、帰宅するなり出来ていない部分を指摘された上に、家事の仕方まで細かく書かれたやることリストを渡されて絶句。頑張ってやってみるも結局は気に入らず文句ばかり言われ、この頃から息苦しさを感じるようになったハズキさんの生理周期を確認していたリヒトさん。そして数か月後ハズキさんから妊娠したと報告を受け、「計画通りだ・・」と呟くリヒトさんは、ハズキさんのつわりが酷くなったことで、予定通りに進まなくなったことに不満を覚え、更に酷くなるハズキさんの様子を見て、「もしかして休みたくて手を抜いてるだけなんじゃ・・」と考え込んで、リヒトさんは不安を覚えました。

1話目から読む

「早く泣き止んでお風呂の掃除だけはしておいて」どこまでも命令口調

つわりが酷く、なかなか体調が快復しないハズキさんに、「ごめんなさい。今日は横になっていい?」「今日はご飯作れなかった」と謝られてばかりのリヒトさんは、「あまりにも体調が悪い日が多すぎる」と不満顔。さらに、ハズキさんがなんとか頑張って作ってくれたスパゲッティに不満タラタラのリヒトさん、ハズキさんに対して「休みたくて手抜きしてるだけなんじゃ・・」とますます不安を募らせるのでした。

そしてまた別の日。
「ハズキ!ハズキ起きてってば、ハズキ!!」と大きな声で呼ぶリヒトさん。
「あ・・リヒトさん、ごめんなさい・・ちょっと寝てた・・」と起きて謝るハズキさんに、「帰るって連絡したのに気づかなかったの?つまり二時間以上も寝てたってことだよね?」リヒトさんが責めるように言いました。

さらに、「気持ちが悪いのは仕方ないよ。今から夕飯の支度をしてくれるかな?」リヒトさんにそう言われ、「・・ごめん。まだ気持ち悪いのが治らないの・・」とハズキさんが答えると、「一日中家にいたのに?最近何もしてないじゃないか??」と責めるリヒトさんに、「ご・・ごめんなさい。本当に体が辛くて・・」と申し訳なさそうに言うハズキさん。

すると、「たださぼりたいだけじゃないの??責任感があるなら無理してでもやろうとするよね??僕が優しくしているからって、甘えている感じがするけど??」次から次へとハズキさんを責める言葉をぶつけるリヒトさんに、「・・そ・・そんなこと・・」と何も言えずにいると、「ダメだよ・・泣くのは」とリヒトさんが冷たく言いました。

「・・ごめんなさい・・」涙を流しながら謝るハズキさんに、「はぁ・・もういいよ。今からこんな感じで育児できるのかな?ハズキは。今から心配だよ・・」と呆れたように言うと、

「予定は狂うけど、僕は外で食べてくるから。早く泣き止んでお風呂の掃除だけはしておいて。分かった?」ハズキさんに言い聞かせるようにそう言うと、「・・じゃ行ってきます」そう言って家を出て行きました。ハズキさんはと言うと、「・・私・・リヒトさんの言う通り、ちゃんとママになれるの?大丈夫かな・・」と不安ばかりで涙が止まりませんでした。

ある日、リヒトさんに大きな声で起こされたハズキさん。いつの間にか寝てしまい、リヒトさんが帰ってきたのにも気づいていませんでした。まだ体調の悪いハズキさんに「今から夕飯の支度をしてくれるかな?」と言い出すリヒトさんに「たださぼりたいだけじゃないの?」と責められたハズキさん、妊娠期は人それぞれだと言うけれど、何も知りもしないでよくもこんなに責められますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

この記事をSHAREする