[12]嫁いびり義母|義父母と仲が良く夫のことを自分のもののように言う初対面の女性にモヤる。

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前回のお話

早くに両親を亡くし、結婚してすぐに義実家での同居となったミナさん。なにかと粗探ししては「両親がいないせい」と酷いことを言ってきたり、義母がお金の管理をするからと通帳を預け、自分の金なのに自由に使えなくなっている上、義母が家事全般をする約束で月10万円を払っているにもかかわらず何かと理由をつけてはミナさんに掃除、洗濯、家族全員のご飯をどんどん押し付けてくる義母にモヤモヤしていました。夫の伸介さんは結婚前と変わらない自分の自由な時間を満喫し、家事など手伝う気がありません。妻が作った料理とも気づかず「楽させてもらってる」と義母に感謝しながら食べるほどミナさんに配慮がありません。週末、体調が悪いと言って全ての家事をミナさんに押し付けた義母は、おしゃれをしてお出かけ。しかもミナさんに送ってもらうと、「迎えは15時」と言ってミナさんの都合を聞くことなくサッサと行ってしまいました。伸介さんと映画を見に行く予定だったのに伸介さんはゴルフでドタキャン、ひとりででも観に行きたかったのに義母のお迎えで結局自由な時間を過ごせなかったミナさんです。義母を時間通りに迎えに言ったのに1時間も遅れてきた上、そこから40分もかかる遠くのお友達の家に送ることになったミナさん。ようやくその女性の家に着くと、若い女性が出迎えました。

1話目から読む

夫と義父母をよく知っている様子の女性の存在

15時にお迎えと言いつけておきながら、1時間も遅れて知らない女性とともにやってきた義母。しかもかなり遠くのその女性の自宅まで送らされたのでした。女性の家に着くと、出てきた女性が「しんちゃんの奥さんですよね。初めまして~。こんな遠くまで本当にすみませんでした。」とにこやかに話しかけてきました。「はじめまして、お気になさらないでください。」とこたえる私を遮るように「ユウかちゃんってばいいのよ。どうせミナさんは暇なんだから!」と言いました。

いつものように意地悪なことを言った義母に、ユウカさんと呼ばれた女性は「あーおばさま!ダメですよ~、そうやってこき使うのぉ。嫁いびりって言われちゃいますよ。」と笑顔で言うと、「あら、やだわ~。でもユウカちゃんだったら仲良くしちゃうけどね。」と義母も笑顔で返しました。・・・え、どういう意味?バカにされたように笑われて、しかも夫のことも知っている様子の女性と親しげに話す義母。モヤモヤが止まりませんでした。

ユウカさんが「新婚さんなのに、しんちゃんも怒るんじゃないですか?」と言うと、「伸介は今日ゴルフなの。ユウカちゃんが気を遣うことじゃないのよ~。伸介はすぐ出かけちゃうし、ミナさんはいつも部屋にいるだけだしねぇ。」と私がいるのに意地悪な言い方。

ユウカさんは「えー!」とおおげさに驚いた後、「しんちゃんってば奥さんを放置して遊び惚けてるの?ちょっと酷すぎ。」と言いながら、笑っていました。そして私に

「気が利かないヤツでごめんねぇ。今度、私からもきつっく言っておくね!」と言ったのです。ユウカさんは伸介のなんなの!?私のことを「しんちゃんの奥さん」と言いながらも、まるで自分のもののように言ったことに更にモヤモヤしました。

別れ際に「しんちゃんにもおじさまにもよろしくお伝えください!」とユウカさんが義母に言うのを聞いて、伸介だけでな義父のことも知っているのだと分かりました。義母は「今度、うちにも遊びに来て。2人とも会いたいと思うの。」と嬉しそうに言っていたので、なんだか寂しい気持ちになりました。

夫のことを昔からよく知っている様子のユウカさん。義父母のことも知っている様子なので、幼馴染のような昔からの知り合いなのかもしれませんが、妻であるミナさんに「気の利かないヤツでごめんね」という言い方は、何のマウントかな?と思ってしまいますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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