「赤ちゃんができたみたい！」「へ～」完全に他人事の夫

食事の支度をする間、ツバサを見るのは無理だと言い、ごはんができたと伝えても、ヘッドフォンをしてゲームしているせいか返事もなし。部屋へ入って行って伝えると、オンラインゲームに夢中で「あ～・・今いいところだからあとで食べる」とそっけない夫が、ツバサとお風呂に行く時に部屋から出てきて、部屋にゴハンを運ぶ姿を見て、「もう期待するのも止めた方がいいのかもしれない」と思いました。

遡ってツバサを妊娠した頃のこと。
「赤ちゃんができたみたい！！」夫にそう言うと、「へ～」と一言。「へ～ってなに？」と聞くと、「何って？」と話しながらもスマホから目を離さない夫に、「・・嬉しくないの？」とたずねると、「ん～特には？」と言うだけ。

そしてつわりが酷くなった時のこと。
「うぅぅ・・ごめん・・ごはん作れない・・」辛くてうめきながらそう言うと、「じゃ、外で食べてくるわ！」そう言いながらもスマホに夢中の夫。

ツバサの出産が近づき、「立ち合い出産する？」とたずねると、「え？なんで？？」と素で不思議そうに聞く夫。「なんでって・・」と言葉に詰まる私に、「あっ！ヤベッ！！今から集合だった！」と慌ててオンラインゲームの準備を始め、話はそれで終わってしまいました。

その後、「いたたたたたた・・・」この痛みは陣痛かも・・そう思い、「ごめん・・病院まで・・・連れて行って・・」と夫に頼むと、病院の前で車を停め、「先に降りるね・・カズキ荷物を持って・・」言い終わらないうちに、「じゃ、ゲームしないとだし帰るわ」そう言うと、荷物を降ろして行ってしまい、私は「うそ・・」と信じられない気持ちでいっぱいでした。

それから数時間後。
「産まれたよ～」夫に出産の報告メールを送ると、「よかったねー」とだけ書かれたメールが。思わず、「こ・・これだけ・・？」と言葉を失ってしまいました。

こずえさんが、ツバサちゃんを妊娠していた時のこと。赤ちゃんができたみたい。と伝えても「へ～」と言うだけで嬉しくなさそうなカズキさん。つわりが酷くても、出産に立ち会うかをたずねても「え？なんで？？」と全くの他人事で、いつもゲームに夢中。いよいよ陣痛が来て、いざ病院へ！という時には、こずえさんを車から降ろしたかと思うと、とっとと帰って行ってしまい、産まれたと知らせても返事は「よかったねー」だけ・・出産を体験することは難しいとはいえ、「こんな夫！」と激しく後悔してしまいそうですよね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています！
３児のママ