「私が名付けた」義母の発言に焦る夫

お腹にいる時から「ナナちゃん」と名付け、ようやく会えた喜びに浸っていた矢先に、ショウタからナナちゃんの名前を勝手にサチコに変えて出生届を出されてしまった私。ショックが大きくてナナちゃんがサチコになったことに気持ちが追い付けずにいました。それでも娘への愛は変わらないのだし、新しい名前を受け入れようと必死だった時に、またショウタは勝手に義父母を面会に呼び、私の体調や気持ちは蔑ろにされてしまいました。
それでも、サッちゃんに会いに来た義父母がとても嬉しそうに「かわいいなぁ」「目元がショウタそっくりだ」などと口々に目を細めて言うと、「かわいいだろ~」と自慢げに返すショウタのやり取りを微笑ましく眺めていました。義母の衝撃的な発言を聞くまでは。

「サッちゃん、こんにちは。ばぁばよ~」と嬉しそうに娘を眺めていた義母が、満面の笑みで「サッちゃんのお名前はばぁばがつけたのよ~」と言ったのです。は!?耳を疑いました。

どうして義母が?ナナちゃんは、ショウタが出生届を出しに行った時にピンと来て変更したんでしょ?ショウタが考えたんじゃないの?「あの、どういうことですか?」義母に聞いた私の声は震えていました。義母は「あら?聞いてないの?私が考えて決めた名前なのよ~『サチコ』って。ショウタには事前に伝えておいたんだけど、いい名前でしょ?ねぇショウタ?」と得意げに説明しました。聞いてないよそんな事!

明らかに動揺して、「ん?あぁそうだね」と言葉を濁し、目をそらすショウタ。義母は「画数もいいし、幸せになれる名前よ~」と自信満々です。

ショウタが急に「今日さ、ナエ体調悪いんだよね!」と言い出しました。そんなことお構いなしだったくせに。「え~もう少しいたいわ」とごねる義母を「父さん母さん、送って行くからそろそろ帰ろう!」と強引に連れて出ました。長居はしないって言っていたのも嘘じゃん。なにもかもウソじゃん!!
自分のお腹にいる時から「ナナちゃん」だった娘の名前を夫に勝手に変更されただけでもショックで受け入れがたいことです。それでもショウタさんが考えて決めたのだからと自分に言い聞かせて、なんとか受け入れようと努力していたナエさん。実は義母が考えた名前を、さも当日にピンときたかのように嘘をつかれていたと聞かされ、気持ちの持って行き場がないですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。
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