前回の話
上履き事件の翌日、何事もなかったように登校したさなかちゃん、その後まるさんは先生からは変わらず嫌がらせを受けていたのですが、3年生に家を購入したタイミングで引っ越しと転校をし、さなかちゃんや先生とも離れたのでした。お母さんからさなかちゃんのことを聞き、小学校時代にあったいろいろなことを思い出したまるさん、「貸したマンガに弟が落書きして弁償してもらったりしたなー」と言うと、お母さんが「え?さなかちゃんち、弟おらんで?」と真顔で言い、思わず絶句しました。
母が私の友達に冷たい[80]
「さなかちゃんち、弟おらんで?お姉ちゃんと2人姉妹やで?」お母さんの言葉を聞いたまるさんは「まさかのエア弟・・!」と呟きました。
「え!嘘!?授業参観も『弟が小さいし忙しいからお母さん来れない』って・・」驚いたまるさんがたずねると「嘘やウソ!」お母さんが呆れて言いました。
「嘘やったんかーい!!」その当時、さなかちゃんが『弟がゴメンね!」と謝っていたことを思い出し愕然とするまるさん。
「え!?じゃあマンガの落書きはさなかちゃんがやったってコト?」お母さんに聞くと「そりゃそうやろ」と答えました。
「なんでそんなことを??」とさなかちゃんの言動が嘘だったと知って意味がわからなくなるまるさん。
すると、「あの子はなー、あんたがうらやましかったんやろ。だから嫌がらせしたんやろ」お母さんが静かに言いました。
そして「うちに遊びに来た時もな、ダイニングの・・アンタがいつも着く席の『テーブルの上』に座ってたりな」と呟くお母さん。
「見つけた時は『どこ座ってるんや!降りなさい!!(怒)』って怒鳴りつけたけど・・ほんまびっくりしたわ・・」お母さんの言葉を聞いて「ええええええええええ!!」まるさんは再び驚きの声を上げました。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
小学2年生で嘘が上手だったり嫌がらせを当たり前のようにしたり、切なくなってしまいます。