前回のお話
「育児ってホントにそんな大変なのかなぁ・・?」といちろうさんの心の中に芽生えた疑問。「一日の大半を寝て過ごすなら大半は自分の時間じゃん!一緒に寝て休んだらいいのに」とさらに思いは強くなりました。そしてついに「かおりの要領が悪いだけ」と呟きましたが、「なぁんちゃって!妻を許すのも夫の務め!明日からチャチャッと育児こなしてかおりに見せつけてやろう!」といちろうさんは気合いを入れました。
夫が育児をなめくさってる件[16]
すやすや眠るこはるちゃんを眺めながら、子育てのことを考えていたいちろうさん、するとそこにかおりさんがお風呂から出てきました。「こはる大丈夫だった?」「うんよく寝てるよ」いちろうさんは、何もしていないにもかかわらず、こはるちゃんのお世話を完璧にこなしたように自信満々で答えました。
「シャワーは入れてだいぶスッキリしたわ。ありがとう」久しぶりにゆっくりとシャワーを浴びることができ、かなりリフレッシュしたかおりさんがお礼を言うと「いいよいいよ。じゃあ、このまま皆で寝ようか!」と今日一日お疲れさん!明日もがんばろう!と一日を締めくくるようにいちろうさんが言いました。
いちろうさんの言葉に「え?」と突然真顔になるかおりさん、そんなかおりさんにお構いなしに「ふあぁ~・・僕も疲れてるし、こはるもぐっすりモードだし、かおりも今夜はゆっくり眠れるね~」と無邪気に言い出すいちろうさんに「は!?何言ってんの!?」とかおりさんは真顔で思いっきり凄みました。
いちろうさん!だか「育児」に自分主導で決められる時間の使い方はほぼほぼないんです!ってば!!
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[くまお]
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
----------
いちろうさん、完全に本日閉店モードですね!そんな風に決めることができたなら、育児の苦労はかなり減るような気がします。
[ママ広場編集部]