[11]私をいじめたあの子との再会|息子は私のことを許さなくてもいい。でも今親としてできることをしていきたい。
息子はあれからも私と口を聞くことも会う事も避けていました。
「ねぇ。お母さんさ、今日小学校の時にいじめた子に謝ったよ。・・・でも・・やったことは消えないよね。」
「これはお母さんが一生背負っていかなくてはいけないもの。だからあなたがもしいじめっ子に謝られたとしても許したり受け入れる必要はないよ。」
「子どもの頃、軽い気持ちでやったいじめが、こんなに大変なことだったなんて、お母さんこの歳になるまで気づけなかった・・。」
「最低だって言われて・・・ようやく気付いたんだ。ちゃんと謝らなきゃって。そしたらね、その子がね、お母さんの不幸は望んでないって言うの。」
「お母さんのしてきたことは許すことはできないけど、息子さんを大切にしてって・・言ってくれたんだ。だから・・。お母さんのことは許さなくてもいいから一緒に悩ませて。一緒にこれからのこと考えていきたい。お願い。 」
息子がどんなことを感じたかはわかりません。でも、私は母親です。息子がつらい思いをしているのに何もしないわけにはいきません。一緒に悩んで、息子にとって最善なことを考えていきたいと思っています。
最終話に続きます
ママ広場オリジナルマンガ「私をいじめたあの子との再会」は毎日更新します。
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi