小学生と中学生の兄弟のママであるいながかんじさんから、長男くんが思春期にさしかかった時のお話[9・後編]です。
思春期を迎えやたらと理屈っぽかったり面倒くさいなと感じることが増えてきた長男くん。今回は長男くんが低学年の頃、通学路を通らずに遠回りして下校していた時のお話です。長男くんが遠回りして下校する理由は・・いじめっ子のタケシ君に通学路を通るなと叩かれたからだと知り胸を痛めるいながかんじさん、周りのママさんからも陰湿ないじめをする兄弟だと聞き許せない思いでした。
思春期の子と母にエールを送らせてほしい[9]後編 ~いじめっこに対して子ども達がとった対応とは~
月日が経ち、子どもたちが6年生になった時の話です。
タケシ君は、生徒会長になっていました。
タケシ君は相変わらず、学校や大人の前では良い子ですが、
陰湿ないじめも、続いていました。
こんなシーンを目にする事も多々で、
保護者の間では、タケシ君はすっかり有名な要注意人物でした。
そんなある日,我が家に遊びに来ていた長男の友達。
その中の1人、A君の声が聞こえて来ました。
・・・思春期にさしかかり、
身体も心も成長した子どもたちにとって、
タケシ君は、
「言う事を聞かなくてはいけない存在」から
「嫌悪感を抱く存在」に変化しているようでした。
そして、A君のプランが話されるのです・・・。
やられた事をやり返すのではなく、不満を言葉で伝えようとしていました。理不尽な振る舞いに、数で立ち向かおうとしていました。
苦しい状況を団結して打破しようとしている姿、
彼らの成長にとても感動しました!
出て行って、子どもたちを大いに誉めたい気持ちを抑え、
陰ながら応援していました。
こうして、子ども達は
何かあっても、複数で仲間を守る場面を重ねたようです。
・・・やがて、少しずつパワーバランスが変わり・・・
ある日、
この一言が、
彼らの成し遂げた、成果の全てを物語っていました。
・・・長年のタケシ君とのわだかまり。
一時は傷つき苦しんだ子ども達が、
勇気を出し、
力を合わせて解決した
忘れられない出来事です。
[10]に続きます。
いながかんじ
小中学生 兄弟の、喪女母です。よろしくお願いします。
Instagram:いながかんじ(@inagakanji)
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な、なんて素晴らしい友情なのでしょう!やられたからやり返す!ではなく、きちんと不満を伝えようという子ども達の姿勢に・・感動しました~!タケシ君は・・お友達の爪の垢でも・・煎じて飲んだ方が良さそうですね。
[ママ広場編集部]