[2]残念な僕の母親|面会したがる割に話すのは無関係なことばかり。母親という立場を盾に協力を迫られ嫌気が差す

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前回のお話

高級マンションのペントハウスで暮らす、素顔非公開の超人気マンガ家知佳さんを叔母に持つ高校生のユウトくん。知佳さんが有名なマンガ家『緑乃トモヨシ』だと知らなかったユウトくんの母親麻里さんは、知佳さんをオタクだといつもバカにしていて、義母の持ち物だとばかり思っていたペントハウスを乗っ取りたいと考えていました。ワガママで図々しい麻里さんの言動が積み重なった末、とうとう両親は離婚。ユウトくんは父親宗太さんについて行くことに。麻里さんの希望で月に一度顔を合わせてはいるものの図々しい態度は健在で、ユウトくんは面会のたびに嫌気がさすのでした。

自分のことしか考えていない母親に嫌悪感を抱く

高校入学前に父さんと離婚して以来、母さんは養育費を一度も払っていないのに面会だけは欠かさず求めてきます。だけど会って話す内容は、仕事を紹介してほしいとか、有名漫画家の知佳さんの近況だとか、僕とは無関係な話ばかり。この面会に一体何の意味があるんだろうと思ってしまいます。僕は母さんに「僕を不快にすることしか言わないなら、もう面会とかナシにしたいんだけど」と伝えました。

すると母さんは「やだーユウトったらそんな怖い顔しないで、ちょっとおねだりしてるだけでしょ?」と、冗談めかして笑います。その態度に腹が立ち、僕は母をジロリとにらみつけて「さんざん知佳さんのことをバカにしてきて、よくそんなこと言えるね」と吐き捨てるように言いました。

それでも母は引き下がりません。「考えすぎよ、ちょっと助けてほしいだけ、それで丸く収まるならいいでしょ?ユウトはお母さんが困っているのに無視するの?」そう言って、母親という立場を盾に協力を迫ってきました。母さんのこういうところ、本当に嫌気がさします。離婚で痛い目を見たはずなのに、まだ人に頼ろうとするなんて。僕は「帰る」とだけ告げて席を立ちました。

「次の面会までにお父さんにも相談しといてね、ほんのすこーし助けてほしいだけなんだから」背中越しに、母のそんな声が飛んできましたが、僕は一度も振り返らずそのまま店を後にしました。

その日の夜。仕事から帰ってきた父さんに、面会での母さんの様子を伝えると、「麻里は相変わらずだな~」と困ったように笑いました。母さんは俺と面会したがるけど、結局は知佳さんの情報やお金を引っ張ることしか頭になさそうで、何のための面会なのか分からなくなります。

元妻ということもあってか、父は今でも母のことが気になるようでした。「仕事探し、難航してるのか・・・父さんから連絡しとくからユウトは気にするな」そう言って、忙しい合間を縫って対応しようとしてくれます。「親の都合でいろいろごめんな」と謝ってくれたけど、元をたどれば全部母のせいじゃないかと思ってしまいました。

月に一度の面会にもかかわらず、麻里さんが気にかけているのは、仕事を紹介してほしいことや、お金を持っている知佳さんの情報ばかり。せっかくの時間なのにそんな話題ばかりでは、ユウトくんが嫌になるのも無理はありませんよね。「もう面会をやめたい」と思ってしまう気持ちもわかります。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • Ma より

    この人、知佳さんが捨てた原画をゴミ箱から拾って売ったことがありましたよね。知佳さんの居場所とかマスコミに情報を売ったりしなきゃいいけど…

  • ななみ より

    養育費を払わないし、息子くんも会いたくないなら合わせる必要ないはずだと思うけどなぁ。
    この母親は仕事探しなんて絶対してないよ、元義母からお金引っ張ることしか考えてない卑しい女性だから。

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