[17]残念な僕の母親|もっと分かり合いたい。そんな自分の気持ちに応えるように最寄り駅で待っていてくれた母親

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前回のお話

高級マンションで暮らす、素顔非公開の超人気マンガ家知佳さんを叔母に持つ高校生のユウトくん。ユウトくんの母麻里さんと父宗太さんは、麻里さんが知佳さんの財産を狙ったことが原因で離婚しており父子家庭に。麻里さんの希望で月に一度顔を合わせてはいるものの、お金の話題ばかりでユウトくんは嫌気が差します。そんなある日、いつも通り知佳さんのマンションに向かうと、入り口で不審な動きをする麻里さんの姿が。何をしているのか聞き出そうとするも、麻里さんは頑なに口を閉ざします。どうせお金が欲しいだけだと察したユウトくんは、「もう来ないでくれ」と麻里さんを突き放しました。それ以降、麻里さんは知佳さんのマンションに姿を現さなくなりましたが、今度はポストに脅迫めいた手紙が投函されます。麻里さんの仕業に違いないと思ったユウトくんは、学校に行く前と帰りに入り口を見張ることにします。すると数日も経たないうちに犯人と思われる人物の姿が。しかし犯人は麻里さんではなく全くの別人。ユウトくんは犯人に襲われそうになるも、麻里さんの登場により無傷で済みました。その後、警察が入ったことにより、犯人は無事捕まりました。

1話目から読む

母親との仲を取り持ってくれる祖母

知佳さんに嫌がらせしていた犯人は、名探偵シフォンの読者でした。シフォンの新キャラが助手にちょっかいを出したのが許せなかったようで、その怒りを原作者である知佳さんへ嫌がらせという形でぶつけたそうです。

犯人も無事に捕まり、ひとまず一件落着したようなので、今日は帰ることにしました。「ユカさん、助けに来てくれてありがとうございました」と頭を下げると、ユカさんは少し気まずそうに「ううん、それは麻里さんに。それと謝っておいて。実は私も最初のころ、少し麻里さん疑っちゃってたし」と申し訳なさそうに言いました。

するとおばあちゃんが突然「一度お礼もしたいし、うちに呼びましょうか」と笑顔で言いました。ユカさんと知佳さんはほんの少しだけ戸惑ったような表情を浮かべましたが、僕はその厚意に甘えることにしました。

おばあちゃんとユカさんは、遠ざかる僕の背中を見送りながら「うまくいくかしら・・・」「麻里さん、ユウトくんのことすごく大切なんですね」と、静かに言葉を交わしていました。

「私たちのことはどうでもいいけど、ユウトとはしっかり理解しあえるといいわね」その言葉に、ユカさんは少し困ったような表情で「そうですね・・・ここに頻繁に出入りされるのはちょっと困りますけど」と、ポロリと本音をこぼします。すると知佳さんも間髪入れずに「それはそうデス」と強くうなずきました。

最寄り駅に着くと、改札の前に母さんが立っていました。「どうして・・・」と問いかけると、母さんはどこかしおらしい様子で、「ここで待ってたら会えるかなって」と答えました。

これまでいろいろありましたが、祖母もユカさんも知佳さんも、結局のところ麻里さんとユウトくんのことを気にかけてくれていたようです。まだ警戒は完全には解けていないようですが、少しずつでも歩み寄ってお互いに協力し合える関係になっていけたらいいですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • あお より

    シリーズの最初からずっとユカさんのアンチなんですけど、わたし…。
    なんかモヤモヤするんだよなこの人。

  • ようこ より

    これって麻里さんが改心してユウトくんと仲直りして最終的には父親(元旦那)と復縁して家族円満でめでたしめでたし。。。って流れ?
    この前、父親も麻里さんのことは悪く言えない感じだったもんね

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