[13]嫁いびり義母|友人の娘を「息子と結婚してほしかった」「自分の娘みたい」嫁にデリカシー皆無の義母

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前回のお話

高校生の時に両親を亡くしたミナさんは、姉マナさんの心強いサポートで暮らしていました。両家顔合わせの日、仕事の都合でマナさんがどうしても参加できなくなったことで義母は不満をあらわにしました。事前に夫の伸介さんに相談した時は「大丈夫」と言ってもらえていたのですが、伸介さんはただ気にしていないだけのようでした。ミナさんは義母からの当たりが強いまま義父母と同居することになると、何かにつけて両親がいないからだと決めつけて厳しく言われたり、将来の為と言われ通帳を義母が管理することになったり、同居したら家事は義母がすることになっておりそのために毎月10万円支払っているにもかかわらず、大量不良を理由に義母は家事をミナさんに押し付けるようになっていきました。一緒に映画を観る予定を伸介さんにドタキャンされた週末、ミナさんはひとりででも観に行きたいと思っていましたが、体調が悪く家事をミナさんに任せたはずの義母のお出かけの送り迎えで台無しに。義母の友人の自宅まで送ったミナさんは、ユウカさんという女性に初めて会いました。義父母のことも、伸介さんのこともよく知っている女性のマウントっぽい話し方や、義母がミナさんを下げてまでユウカさんを褒める様子にモヤモヤが募るミナさんです。

1話目から読む

義母が娘のようにかわいがる女性の存在

義母のお友達の娘さん、ユウカさんは義父母のことをよく知っている様子でした。それに、伸介のことを「しんちゃん」と呼び、「気が利かなくてごめんね~」と自分のもののように言う感じがモヤモヤ。

帰りの車の中でもユウカさんのことばかり話す義母は上機嫌でした。「ねぇ、ユウカちゃんいいお嬢さんでしょう。昔から自分の娘みたいに可愛がってるの。」私は「そうですね、素敵な方でした。」と答えるしかありませんでした。義母はさらに「ずっと伸介とユウカちゃんが結婚してくれたらいいなと思ってたんだけどね~」とモヤモヤしている私に追い打ちをかけるようなことを言いました。

「昔から、伸介はしっかりもののユウカちゃんにべったりでね。今でも伸介はユウカちゃんに頭が上がらないのよ~」と、どういうつもりでそんなことを私に言うのか、義母はずっとユウカさんの話を続けました。

帰宅後、どっと疲れた私。ずっと楽しみにしていた映画はこの日が上映最終日だったのに、観に行けませんでした。ベッドに倒れ込むと、さっき会ったユウカさんのことを思い出してしまいます。

ユウカさん、綺麗な人だったな。義母は今でもユウカさんが良かったって思ってるんだろうな。そんなことを考えていると、涙が溢れ出てきました。

泣いているうちに、そのまま寝てしまったようです。「ミナ、ミナ!」という夫の声でハッと目覚めました。「いい加減起きたら?」

「あっ伸介・・・ごめん寝てた。」慌てて起き上がった私は伸介に「もう21時過ぎてるぞ」と言われて焦りました。そんなに寝てしまっていたなんて。

ずっと楽しみにしていた映画を見送ることになってしまいましたね。自由時間を犠牲にしてまで送り迎えをしたのに、ユウカさんの話題、しかも「伸介と結婚して欲しかった」なんて悲しくなってしまいますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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