前回の話
彼氏隆明さんにプロポーズされ婚約したことを報告するために実家に帰って来たカオリさんは、久しぶりに高校時代の先輩で義姉にあたるみずほさんとも会いました。育児が大変なせいか、げっそりして疲れ切っていたみずほさんに、あたたかい食事を届けたカオリさん、そして娘のつむちゃんをお風呂に入れるからゆっくりしててと伝えると、「ありがとう」と言いながら目に涙を浮かべていたみずほさん。その後、つむちゃんを抱っこして下の階に降りたところ兄憲一さんに会ったので、つむちゃんの着替えを訪ねるも「いつもみずほが・・」と答えるばかり。「お兄ちゃんが全然子育てしないから、先輩があんなに疲れちゃってるんだよ!」とカオリさんが言うと、「だって俺・・男だし」と当たり前のように答える姿を見て言葉を失いました。
実母が嫁いびり義母になっていた[8-1]兄をかばう母
「だって俺、男だし」当然のように言う憲一さんに、「『男だし』って何言ってんの!?隆明なんて私より家事しっかりやってるよ!?」驚きながらカオリさんが言いました。すると、「・・カオリ、まぁまぁ」とお母さんがやって来ました。
そして、「お兄ちゃんも鳴れない農業で疲れてるのよ・・。あまり責めんでやって。お母さんが着替えとか用意しとくから」お母さんが憲一さんをかばいながらそう言いました。
「はぁ~っ、もう・・お母さんは昔からお兄ちゃんに甘いんだからなぁ」お母さんの言葉を聞いて、カオリさんはため息をつきました。そしてその日の就寝中のこと。カオリさんはぐっすりと眠っていました。
次のページ
----------------
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi