輝いて見えていた女性が自分を想っていてくれた事実を始めて聞いた夫。実母が嫁いびり義母になっていた[49]|ママ広場マンガ

前回の話
勉強も運動もできて、みんなの人気者だったみずほさんと結婚した憲一さんは、とても嬉しく誇らしかった半面、もしみずほさんのご両親が健在だったら、みずほさんは都会の大学へ行き、そこで就職も結婚もして自分と結婚する将来はなかっただろうという思いもありました。いつかみずほさんがどこかへ行ってしまうかもしれないとずっと怖かった憲一さんは、嫁いびりで辛い思いをしているみずほさんを見て見ぬふりをすることで、他に行くところはないと諦めてくれると思っていたのだと、従姉のよっちゃんとカオリさんの婚約者隆明さんに告白しました。そんな話を聞いてみずほさんの先輩、友人でもあるよっちゃんが怒り出しました。

実母が嫁いびり義母になっていた[49]自分を憐れんで結婚したのではないかという思い


「憲一さ。みずほのこと何もわかってない。」とよっちゃんがキッパリと言いました。

よっちゃんによると、みずほさんの方も昔から憲一さんの事をちゃんと意識していたのだそうです。実家の農業を継ぐ憲一さんとの結婚が決まってからは農業の勉強もしていました。父親に甘えてダラダラしている憲一さんよりもよっぱど農業に詳しいとピシャリと憲一さんに伝えました。

「よしえさん、落ち着いて」と少しオロオロする隆明さん。

「お義兄さん、一度お互いの気持ちをみずほさんと話し合った方がいいかもしれません。」と冷静に言う隆明さんですが、「でも、今さら」と憲一さんは自信がない様子です。

よっちゃんは更に憲一さんに伝えました。「みずほは、結婚する時、親を亡くして行き場のなくなった自分を哀れんで結婚してもらったんじゃないかって」

「そうやって言ってたんだよ?」憲一さんにとっては、思ってもみなかったみずほさんの気持ちでした。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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