前回の話
カオリさんの婚約者隆明さんは、憲一さんの心には2つの相反する気持ちがあって、みずほさんに対してコンプレックスのようなものもあるのではないかという自分の考えを話しました。
実母が嫁いびり義母になっていた[47]初めて語る兄の気持ち
「イヤなこと言うねぇ」と憲一さんは少し笑って隆明さんに言いましたが「でも、みずほにプロポーズした時、立ち直れなくなってたみずほを俺が助けてやるんだとは思った・・・かな?」と、あながち間違いでもなかった様子でした。
よっちゃんも「でもまぁ、間違ってないよね?あの時のみずほは見てられなかったし、憲一との結婚が決まった時、私にも家族ができるんだってすごく嬉しそうだった。」と言いました。
「でもな、思ったんだ」と憲一さんはまたうつむいて「みずほの両親が生きてたら、こうはならなかっただろうなって。」と言うと、よっちゃんが「どういう意味?」と聞きました。
「みずほの両親が健在だったら、みずほはここにはいなかった。多分、みずほは都会の大学に行ってそのまま就職して。」
「そこで出会った人と結婚してたんじゃないかな。カオリみたいにさ。」憲一さんは、心に抱いていた思いを初めて打ち明けました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi