前回の話
彼氏隆明さんにプロポーズされ婚約したことを報告するために実家に帰って来たカオリさんは、義姉で高校時代の先輩でもあるみずほさんに会い、あまりにやつれた姿にビックリ!ある朝お母さんがみずほさんに怒鳴っているのを目撃し問い詰めるも「お母さんなんか、あなたをおぶって朝の暗いうちから家事や畑仕事をしてたわよ」とキッパリ。さらに「あの子、バレーボールをずっとやってた割には全然体力ないのよね。跡取りも産んでもらわなきゃいけないのに・・ほんとがっかりだわ」お母さんの言葉を聞いて、カオリさんは絶句してしまいました。
実母が嫁いびり義母になっていた[14]もう放っておいて
「いつもニコニコ優しくて、大好きだったお母さんがどうして・・こんな風に?」カオリさんは優しいお母さんの笑顔を思い出し考え込みました。
そして「先輩どこだろ・・離れの方かな?」みずほさんを探しながら家の中を歩き周って、「あっ、先輩!!」みずほさんの後ろ姿を見つけて声をかけました。
すると、「あっカオリ・・さっきは変なとこ見せちゃったね」気まずそうに言うみずほさん。
そして「カオリ、さっきはかばってくれてありがとね・・。でももう放っておいて。気持ちはうれしいけど、お義母さんのあたりがキツくなるからさ・・」と申し訳なさそうに言いました。
「先輩・・」カオリさんがそう言うと。「お願い。そうしないと・・」みずほさんが言いました。
「つむぎを取られて家から追い出されるかもしれない・・。それだけは絶対に避けたいの」みずほさんが静かに言いました。
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi