かんぴょう巻きを熱く語る嫁

息子のダイキと嫁のカスミさんと孫のナツミちゃんと寿司屋に行った時のこと。かんぴょう巻きしか注文しないカスミさんを見て、周りから「嫁にかんぴょう巻きしか注文させないケチな義母」と主追われ鵜のではないかと内心ヒヤヒヤだった私。友達に話すと「何かしちゃったのかしら」「ダイキくんに聞いてみたら?」と言われ、再び息子たちと寿司屋へ行きました。
私がいつも通り「さぁさぁ、好きなのもの頼んでね!」と言うとナツミちゃんは元気よく「わたし、アナゴと中トロと~」と食べたいものを言います。
カスミさんはやっぱり・・・『かんぴょう巻き』

「また・・・かんぴょう巻きだけ?」と思い息子のダイキにチラリと目くばせしました。「あなたからも何とか言ってよ。」と、通じたかしら。

するとダイキは「本当にここのかんぴょう巻き好きだよね~」とカスミさんに話しかけつつ、チラリと私を見ました。カスミさんは笑顔で「うん、本当に美味しいの!ずっと食べていたい。」と言うだけです。

私はカスミさんの笑顔を見て「そんなに好きなのね。かんぴょう巻きが・・・」と言うとカスミさんは「そうなんです、この歳になって急にハマって・・・食べたくなって回転寿司とか行くんですけどそもそも無かったりで・・・」と熱く語り始めました。カスミさんの嬉しそうな顔に嘘や遠慮はなさそう。

そしてすごいスピードで完食し、「食べ貯めしたいんです!この美味しいかんぴょう巻きを」と目をが輝かせました。
食べたくて回転ずしに行ってもないネタってありますよね。食べられないと無性に食べたくなったり・・・カスミさんは美味しいかんぴょう巻きが食べれて本当に嬉しいようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。