あ~やりすぎたなぁ。
このまま開けてくれなかったらどうしよう・・・。
とりあえず車の中には入れたし、もう今日はここで寝るか・・・。真夏じゃなくてよかった~。
でも、朝になっても開けてくれなかったらどうしよう。ていうか、私が起こさなかったら子ども達寝坊するよなぁ。
車の中でボーッとそんなことを考えながら寝転がっていたら、ある事にふと気づきました。
あ、ゴミ袋の中に娘のスマホがあるじゃん!(自分のは家の中だけど。。。)
さっそく娘のスマホから主人に電話をかけました。
1ヶ月ほど前から単身赴任で異国の地にいる主人。電話をしたところで鍵を開ける術はないのですが、とりあえず現状報告。
主人はもう寝ていたようですが、話を聞いて「は~??何それ・・・?」と呆れた様子。(そりゃそうですよね。。。)
「娘に電話してみるわ」と言って主人が電話を切りました。
娘のスマホは私が持っていますが、家の中にはリビングに自宅用のタブレット、寝室に私のスマホ。娘が今どの部屋にいるのか分かりませんが、どちらかに電話をかければ娘も気付くはず。
主人と電話を切ってしばらくすると、家の中から娘の声が微かに聞こえてきました。どうやらリビングのタブレットで主人と話している様子。
何を言っているのかははっきり聞こえませんが、イヤだイヤだと拒否しているような感じに聞こえます。
10~15分くらい経ったでしょうか。主人から着信がありました。
夫「開けるように言ったから、もうすぐ開けると思うよ」と。
そのまましばらく待ちましたが、いっこうに開かない玄関。
私「ねぇ、開かないよ?玄関までも来てないみたいだし(玄関に近づくと人感センサーで電気が付くので分かる)」
夫「え?なんで?もう一回かけてみる」
それから数分後。
玄関の電気が付き、娘が何か主人にギャーギャー言いながら玄関に近づいてくる声が聞こえました。
『ガチャッ』
主人の説得のおかげでようやく玄関の鍵が開きました。(寝起きで対応してくれた主人と海外からでも気軽に電話ができる時代に感謝)
閉め出されてから30~40分後。無事に家の中に入ることができた私。
泣きじゃくりながら「ママ、ごめんなさい~」と言う娘。
閉め出された直後は怒りの気持ちも多少ありましたが、この時にはもうただただ安堵。
疲れて怒る気力もなく「もういいよ・・・。早く寝よー」と言って寝室に直行。
しばらくして娘も大人しく寝室に来て眠りに付きました。
その後、主人に無事解決?を報告。
そこで、主人からの「もう開くよ」という連絡の後に娘がなかなか鍵を開けなかった理由が分かりました。
『だって、ママ絶対怒ってるもん!開けたらママに怒られる。怖いから開けたくない・・・』と私が怖くて開けられなかったとの事・・・。
も~。泣くほど怖いならあんなことしないでよ・・・。
主人は、親を閉め出すなんてとんでもない!という感じで怒っていましたが、私はそれよりも別の感情のほうが勝っていました。
あの数秒で鍵だけじゃなくドアガードもロックしようと瞬時に判断した娘、なかなかやるな!!とちょっと感心してしまっていました(笑)
娘の方が一枚上手でした!
後から冷静になって考えれば私が今回やったことはやり過ぎだったなと思いますし、そこまで怒らなくても良かったなと反省しています。(夜更かしはして欲しくないけど)
元々、『ダメなことはどんな理由があっても絶対ダメ!』となってしまいがちな私。主人と離れての生活が始まって1ヶ月弱。言い訳かもしれませんが、私がちゃんとしなきゃ。私がしっかり子ども達のことをみなきゃ。私が・・・と気負い過ぎて、そういう気持ちがさらに強くなっていた部分もあるかもしれないと思いました。
これからも子ども達とぶつかることは山ほどあると思いますが、「絶対○○させなきゃ」「約束は絶対に守らせなきゃ」という気持ちはグッと抑えて、子ども達の気持ちもちゃんと聞いて「本当はこうして欲しいけど・・・、これくらいはいっか・・・」と妥協も大事にしながら子ども達と関わっていきたいです。
みはるママ
小5娘、小1息子を育てるアラフォーママ。