前回の話
偶然スーパーで会い知り合いになったジュリ実さんがつけている土星のチャームと香水で、めいさんはジュリ実さんが夫ろみ緒さんの元カノであり、人生で1番好きになった女性なのだと悟り、なぜジュリ実さんが自分に近づいてきたのかと恐ろしさを感じました。
妻は2番目に好きな人[40]
「では私はこれで」と、挨拶を済ませてすぐに立ち去ろうとするめいさんをジュリ実さんは呼び止めました。
「旦那様によろしくお伝えくださいね。」あくまでも自然に言うジュリ実さんのことばを背中で聞き、めいさんはただただ怖いと思いました。
スーパーを急いで出ためいさんは鳥肌が立っていました。娘のあかりちゃんのことも心配です。
怖がるめいさんをよそに、ジュリ実さんはろみ緒さんとお揃いの土星のチャームを見つめながら、ろみ緒さんとの結婚を反対された過去を思い出していました。
「ろみ緒君とは別れなさい。」ハッキリとお母さんに言われたのです。
当時結婚の約束をしていたろみ緒さんとの結婚を親に反対されたジュリ実さんは、もちろん反論しました。「嫌だよ私たちは永遠の愛を誓ったのっ!!」
それでもお母さんは「紹介した人にしなさい。この人ならお金に困らないから!!」お母さんはジュリ実さんの将来の幸せに経済的な余裕を優先していました。
「これ以上ない縁談なのよ?!ろみ緒君と結婚するなら家族の園切るわよ。」そうまで言うお母さんのことばを聞いて、まだ小さかった弟が泣いて「お姉ちゃん家族じゃなくなるの嫌だよ!!」と訴えました。
過去を思い出し、涙を流しながらジュリ実さんは思いました。
「弟が泣くのが耐えられなくてろみ君と結婚できなかった。私ってなんて可哀想なんだろう。」
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
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[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
[編集コメント]ママ広場編集部
大好きだった人と親の反対で結婚できなかったことには同情しますが、今となってそんな勝手な思いでろみ緒さん家族に近づくのは怖いですー!