前回の話
偶然を装い元彼ろみ緒さんの妻めいさんとスーパーで顔見知りになり、会えば世間話をする間柄になったジュリ実さんは、めいさんがスーパーに来る曜日や時間帯をこっそりチェックしていました。
妻は2番目に好きな人[21]
ジュリ実さんから「今日、卵お買い得みたいですよ」と聞いためいさんが卵売り場で「本当だ。卵安い」と手に取ると、「今晩オムライスとかも良いですね」とジュリ実さんが言いました。
「あっいいですね」と賛同するめいさんの言葉を聞きつつ、ジュリ実さんは「ジュリ実が作るオムライスが一番美味しい」と付き合っていた頃にろみ緒さんに言われた言葉を思い出し優越感に浸っていました。
「それでは私はこれで」とめいさんが帰ると、「今日は11:20~11:55」とすかさずメモするジュリ実さん。
めいさんがいつスーパーに来ているのかを数日間チェックしていたジュリ実さん。記録した結果、曜日はバラバラですが大体平日の11時頃にスーパーに来ていることを把握しました。
ある日、自宅近くの道でジュリ実さんとすれ違っためいさんは「えっ」と驚きます。
ジュリ実さんが大粒の涙を流していたのです。思わず「大丈夫ですか?」と声をかけるめいさん。ジュリ実さんは涙を流しながら心の中で「奥さん、私ね、あなたと仲良くなりたいの。それで・・・」と何かを企んでいました。
次の話
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
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[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんはめいさんと会う確率の高そうな時間帯を狙ってそこに居たのですね。