[195]もう会う事はない。ようやく元カノとの縁が切れスッキリした妻。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

同窓会で元彼女のジュリ実さんに再会したろみ緒さんは、それ以来ジュリ実さんから依存されるようになり心が不安定なジュリ実さんを放っておけず優しくしているうちに妻のめいさんからの信用を失い結果的に離婚することになってしまいました。一度はジュリ実さんとの離婚を考えた夫のめが根さんでしたが、心が不安定なジュリ実さんに寄り添うことにし、その原因がジュリ実さんが子どもの頃に母親から受けた教育虐待だと知ります。その後、夫婦で話し合いを重ねジュリ実さんは母親と縁を切ることにしましたが、過去のトラウマと向き会ったジュリ実さんは嫌な記憶のフラッシュバックや母親の幻覚に悩まされます。めが根さんの海外転勤が決まり母親と離れられるとホッとしていたジュリ実さんとめが根さんでしたが、ジュリ実さんに執着する母親は「どこへ行っても追いかけてやる」と言いジュリ実さんを不安にさせます。離婚後にめが根さんからジュリ実さんの状況を聞いためいさんは、ジュリ実さんの状況に同情しつつも、もう自分のところにジュリ実さんが会いに来ることはないとホッとしました。

1話目から読む

妻は2番目に好きな人

ろみ緒さんとめいさん夫婦、めが根さんとジュリ実さん夫婦が会うことがなくなってしばらく経ってから、謝罪のためにめいさんをカフェに呼び出しためが根さん。めいさんは自分たち夫婦が離婚したことを話し、めが根さんはジュリ実さんのその後の話をめいさんにしました。ジュリ実さんが母親との縁を切りたいと願っても、親子である以上実際は難しい問題だと思う、と話すめが根さん。

ジュリ実さんが子どもの頃に母親から教育虐待を受け公園に置き去りにされていたという話しを聞いためいさんは、子どもを持つ親として、1人の少女が公園で助けを求めていたのかと思うと心が痛みました。

色々な話しをしてお店を出ると、めが根さんが「ジュリ実から伝言があります」と切り出しました。

「『本当にごめんなさい』そう伝えて欲しいと」とジュリ実さんからの伝言を受け取っためいさんは、「・・そうですか。わかりました」と静かに答えました。

「謝罪の機会を下さりありがとうございました」「はい、お元気で」と挨拶を交わして別れた二人。一人になっためいさんは、「もうめが根さんとジュリ実さんに会う事はない」と実感し、

「やっとジュリ実との縁が切れた気がした」と思えました。

結婚して数年後に、夫のろみ緒さんから贈られた結婚指輪が元彼女のジュリ実さんに贈ろうと思っていた指輪だったと知ってしまっためいさんは、そのことでジュリ実さんと縁ができてしまったように感じてモヤモヤしていました。そこからろみ緒さんとめいさん夫婦、ジュリ実さんとめが根さん夫婦との間で色々なことがあり結果的にろみ緒さんと離婚することを決めためいさんでしたが、ジュリ実さんとめが根さんが海外へ行くと聞き、もう会う事はないと実感できてようやくジュリ実さんとの縁が切れたと思えました。
めいさんの中でようやくジュリ実さんのことが吹っ切れたようで本当によかったですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
めが根さん経由ですが、ジュリ実さんからめいさんへ謝罪の言葉が伝えられましたね。

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