[171]娘の気持ちを知った夫は「離婚したくない」と妻に食い下がる。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

同窓会で再会した元彼女ジュリ実さんに依存されるようになり、未練が残ったまま別れたジュリ実さんをきっぱり拒絶することができず妻めいさんの信用を失い離婚危機のろみ緒さん。家族が大事だと言葉では言いながらも、ジュリ実さんに助けを求められて駆けつけていたろみ緒さんのことが信用できないめいさんは、「ろみ緒がやった事は家族を捨てたのと変わらない」と強い言葉でろみ緒さんを非難し、「正直言うと、ろみ緒の言葉は何一つ信じられない」と言いました。

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妻は2番目に好きな人

「ろみ緒がやった事は家族を捨てたのと変わらない」「責任の取れない優しさは無責任と変わらない」「家族が1番大切と言いながら元彼女を選んだから1番に守るべき家族が壊れそうになってる」「ろみ緒の言葉は何一つ信じられない」とろみ緒さんへの怒りが溢れて止まらないめいさんの言葉を黙って聞いていたろみ緒さんは、静かに「ごめんなさい」とめいさんに改めて謝罪の言葉を伝えました。

すると、めいさんは以前ろみ緒さんに見せたあかりちゃんの作文の話題を出しました。その作文には、『ひざかっくんであそんでくれるおとうさんが、だいすきです。ずっとあそぼうね』と書かれていました。

めいさんは「あの作文には続きがあるの」と切り出すと、作文の続きをろみ緒さんに向けて話し始めました。

『かぞくであそびにいくのがすきです。たのしいからです』

『おとうさんとおかあさんがわらってるのがすきです』

『うれしいからです』

『わたしはおとうさんとおかあさんがだいすきです』めいさんからあかりちゃんの作文の続きを聞きながら、家族で水族館に出かけた楽しい思い出がよみがえり自然と涙があふれるろみ緒さん。家族の幸せを願いながら自分がその幸せを壊しかけている今の状況をひしひしと感じているようです。

めいさんが離婚を選ぶのならそれを受け入れると言っていたろみ緒さんですが、「どうしても2人の傍にいたいです。いさせて下さい。離婚したくないです・・」とめいさんに懇願しました。
めいさんから非難され返す言葉もなく黙って聞いていたろみ緒さんは、静かに「ごめんなさい」と心からの謝罪の言葉を口にしました。するとめいさんは、以前あかりちゃんが『おとうさんがだいすきです』と書いた作文をろみ緒さんに見せたときのことを話題に出し「あの作文には続きがあるの」と言いました。作文の続きには、家族で遊びに行くのが好きなこと、お父さんとお母さんが笑っていると嬉しい、お父さんとお母さんが大好き、ということが書いてあったと聞いたろみ緒さんは、そんなあかりちゃんの気持ちを踏みにじってしまった自分を悔やみ涙を流します。離婚危機を招いたのは自分だと理解し、めいさんが離婚を望むのなら応じると言っていたろみ緒さんですが、あかりちゃんの作文の内容を聞いて家族を失いたくない気持ちが募り「離婚したくないです」とめいさんに縋ります。
あかりちゃんの作文からは、お父さんとお母さんのことが大好きで、家族一緒に過ごす時間にとても幸せを感じていることが伝わってきますね。離婚を覚悟していたろみ緒さんの気持ちが揺らぐのも無理はないですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
離婚したくないと食い下がるろみ緒さんに、めいさんはどう答えるのでしょうか。

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