[163]元彼に依存する妻が抱えていた過去のトラウマ。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

同窓会をきっかけに、未練を残したまま別れた元彼女ジュリ実さんから依存されるようになったろみ緒さん。ジュリ実さんの依存はエスカレートしていき、ろみ緒さんもジュリ実さんも夫婦関係が壊れ離婚危機になってしまいました。妻のめいさんとの関係を修復したいろみ緒さんは、過呼吸になったジュリ実さんからメールで助けを求められますが、妻を苦しめることになるため駆けつけるか迷いました。それから半年後、めいさんはジュリ実さんの夫めが根さんからカフェに呼び出され、請求していないはずの慰謝料を渡されます。そして、めが根さんはジュリ実さんの実家に行ったときに初めて知ったというジュリ実さんの過去のことをめいさんに話し始めました。

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妻は2番目に好きな人

過呼吸になったジュリ実さんがろみ緒さんに助けを求めた出来事の後、めが根さんはジュリ実さんの実家に行ったといいます。そこでめが根さんは、ジュリ実さんが子どもの頃にテストの点数が悪いと公園に置いて行かれるなどの教育虐待を母親から受けていたことを知りました。

それを聞いためが根さんはひどく取り乱し、「親なら何しても良いと思ってるんですかっ?!そんなの教育じゃないでしょ!!!」とジュリ実さんの母親に詰め寄りました。

そして、ジュリ実さんの辛い過去を知っためが根さんはあることに気づきました。めが根さんがお互いのためだと考えてした別居が、

ジュリ実さんにとっては昔の辛い記憶をよみがえらせることになり、母親と同じように夫からも置いて行かれたと感じてしまったのではないか、とめが根さんは推測しました。

そして、めが根さんは、過呼吸になったジュリ実さんが元彼であるろみ緒さんに助けを求めた時のことを思い返しました。

意識が遠のいていく中、ジュリ実さんの視界にぼんやりとスーツ姿の男性が入りました。

ジュリ実さんの元に駆けつけたのは夫のめが根さんでしたが、ジュリ実さんが口にしたのは元彼のろみ緒さんの名前でした。このとき、めが根さんは「ジュリ実が頼るのは俺ではなかった」と痛感したのでした。
めが根さんがジュリ実さんのためだと考えてした別居は、ジュリ実さんのトラウマをよみがえらせてしまったのですね。ジュリ実さんはめが根さんが母親と同じように自分を置いて行ったと誤解し、そのタイミングで再会した元彼のろみ緒さんに依存するようになってしまったのかもしれませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんの異常なほどのろみ緒さんへの執着の裏には過去のトラウマがあったのですね。

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