[159]妻の幸せを考えた夫は離婚を提案。妻に委ねられた離婚の決定権。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

未練を残したまま別れ、お互いに別の相手と結婚したろみ緒さんとジュリ実さん。同窓会をきっかけにジュリ実さんがろみ緒さんに執着するようになり、どちらの夫婦も離婚危機に陥ってしまいました。ろみ緒さんの妻のめいさんは、娘のあかりちゃんを親の都合で悲しませたくないと思う一方で、離婚させてほしいと思ってしまう気持ちもあり葛藤しています。ジュリ実さんはろみ緒さんが人生で一番好きになった人だと知っているめいさんは、自分がろみ緒さんと再構築を決意した時に心変わりして自分を裏切るかもしれないと考えてしまい、ろみ緒さんをまだ信頼できません。

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妻は2番目に好きな人

過呼吸になったジュリ実さんが元彼のろみ緒さんに助けを求めている頃、夫のめが根さんは仕事を終えて帰宅しようとしているところでした。パソコンを閉じながら、めが根さんはジュリ実さんに離婚を切り出した時のことを思い返していました。

ジュリ実さんに離婚を切り出した時、「幸せだと思わせる事ができなくてすまない。本当に・・」と謝っためが根さん。めが根さんは、ジュリ実さんが幸せだと思えなかったのは自分のせいだと感じていました。

「俺の責任だと思ってる」と全ての責任は自分にあると言い、ジュリ実さんを責めることはしませんでした。そんなめが根さんの話をきょとんと聞いているジュリ実さんです。

離婚した方がジュリ実さんが幸せかもしれないと感じためが根さんは、自身の項目が記入済みの離婚届をジュリ実さんに渡し、

「一緒にいるのが辛いとジュリ実が感じるなら離婚しよう」と伝えました。めが根さんから離婚届を渡されたジュリ実さんは、大粒の涙を流しました。

ジュリ実さんはめが根さんのスマホを握りしめると、泣きながら部屋から出て行ってしまいました。めが根さんはその時のジュリ実さんの様子を見て、離婚するかしないかをジュリ実さんに委ねる形になってしまい逆にストレスを与えてしまったと後悔していました。

「聞いてくれるまで向き合って話し合って・・きちんと終わらせないとな・・」離婚届を渡した時のころを思い返していためが根さんは、ジュリ実さんとしっかり話し合おうと思いながらパソコンを閉じました。
ジュリ実さんの幸せを一番に考えているめが根さん。幸せにしてあげたい相手が自分と一緒にいることで辛さを感じているのだとしたら、悲しいですが夫がしてあげられることは「離婚」ということになるのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんに離婚を切り出しためが根さんも辛かったでしょうね。

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