妻は2番目に好きな人[122]

あかりちゃんを友達ゆみちゃんの家に送り届け、自宅に戻って来ためいさんが「出来れば早く離婚・・」と考えながら帰宅。ドアを開けると同時に「パァッ!」と大きな音がして驚きました。
何事かと思っていると、目の前に立っていたのはクラッカーを持ったろみ緒さん。

ろみ緒さんは、クラッカーを派手に鳴らし、宙に舞い上がる紙吹雪が、すべて床に落ちるまで微動だにしませんでした。

そして、「めい、本当にごめん。俺さ、何をすべきかずっと考えてて」とろみ緒さんが口を開きました。

「めいに指輪と香水プレゼントしたくて・・けど俺が勝手に選ぶのは・・」
って指輪と香水って・・

「独りよがりになりそうだから一緒に選ぼう。『夫婦の再スタート』としてさ」とめいさんに話すろみ緒さん。

そして、「このクラッカーは始まりの合図・・」と言うろみ緒さんの言葉を遮って、「いや何言ってるか全っ然分からないけど」と真顔で話すめいさんは、

「してるよね。独りよがりな事、今まさに。やめてくれる?」そう言われたろみ緒さんは、「えっ、えっ」と激しく動揺したのでした。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
[編集コメント]ママ広場編集部
本当めいさんの言う通り!ろみ緒さん、クラッカーを鳴らした所から始まってかなりの独りよがりっぷりでしたね。