[44]年の差婚|なぜ私の結婚式に居るの?来るはずのない二人の姿に戸惑いを隠せない。

アイコンイメージ
前回のお話

たくさんの葛藤や悩みを乗り越え、両親には反対されながらも15歳年下のジュンとの結婚を決めたユリ。結婚パーティー当日は晴天に恵まれ、たくさんの人に祝福され素晴らしいガーデンウェディングになりました。そして、幸せな二人の陰ではこんなやり取りが・・。パーティーの途中、取引先の月城さんに後任の田中さんを紹介したユリ。ユリがその場を離れると、月城さんがユリに好意を寄せていたことに気づいていた田中さんは「よかったら今度『傷心組』でご飯ご一緒しませんか?」と声をかけました。突然の誘いに驚きた月城さんですが、田中さんも自分と同じ心境だと察し「最近行きたい店見つけたんです。よかったら一緒に」と答えました。

1話目から読む

年の差婚[44]結婚パーティーに現れたのは来るはずのない二人

ジュンと一緒にゲストのもとを回っていると、すっかり出来上がって真っ赤な顔のユリちゃんが「おめれほぅごらいまふぅう~(おめでとうございます~)」と声をかけてきました。「絶対ジュンよりいい男見つける!私を選ばなかったこと後悔しなよね~!」と宣言するユリちゃんに「何言ってんだ」とジュンは呆れ、私は「あはは・・」と苦笑い。

すると、酔っぱらっていたユリちゃんが突然シャキッとして、私の目をしっかり見て言いました。「ユリさん。ジュンが私よりあなたを選んだんだから・・絶っ対に幸せになんなきゃ許さないからね!」

ユリちゃんなりの最大限の祝福の気持ちを感じ「ありがとう・・」と心からの感謝を伝えました。

しばらくして自分の席に戻ると、「ふぅ」と小さく溜息が出てしまった私。「疲れた?」と心配してくれたジュンに私は「あ・・ううん。大丈夫」と笑顔で返しました。そんなやり取りをしていると、なぜかジュンがそわそわし始めました。

ジュンの落ち着かない様子を不思議に思い「?どうかした・・?」と視線を向けると、そこには居るはずのない人物の姿がありました。

居るはずのない二人の姿に私は「・・え」と戸惑いました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

この記事をSHAREする