[14]偶然会った彼にまとわりつく若い彼女が「チャンス」を邪魔する。年の差婚|ママ広場マンガ

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前回のお話

新入社員加賀谷くんに告白されたユリ。一緒に出張した日の夜、ホテルまで送ってもらった時、「僕の仕事が一人前になって、その時谷口さんに相手がいなかったら・・・」と予期せず約束することに。その日以降、告白したことについて一切話すことはなく、真剣に仕事に取り組む加賀谷くん、そんな加賀谷くんを指導していた田中さんから「次の案件を任せたい」と提案があり、仕事の評価が高くなるのはうれしいけれど、あの約束が頭をよぎり複雑な気持ちになるユリは、「きっと私のことなんてすぐ忘れるよ!」と自分に言い聞かせるのでした。

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年の差婚[14]私と同名の年下彼女の存在に動揺が止まらない

そしてある休日のこと。いつものメンバーで飲み会をすることに。

「そういえば、年下くんとどうなったの?」と聞かれ、「どうにもなってないよ~!」と即答。「ちょっとー!進展ないの~?笑」と笑い話に。

加賀谷くんとのことも話題にあがったけど、みんなそこまで深く聞いてこなかったことがありがたかったのでした。そしてその日の帰り道のこと。

賑やかな人混みを見て「合コン終わりかな。若いな~。私にもあんな時代があったわ」と、しみじみしながら心の中で呟いていると、「谷口さん!!」と声を掛けられてビックリ!

「加賀谷くん!?偶然だね~!飲み会?」加賀谷くんに声を掛けられてビックリする私に、「はいっ!大学の友達と久しぶりに集まってて・・」と加賀谷くん。すると、

「ジュン~!ナンパなんてしちゃだめだよぉ~!」と女の子の声が。「ちょ・・ナンパじゃないし!」と加賀谷くんが答えると、「ちょっとユリ!酔っ払いすぎ!」と友達らしき女の子が言い、私に向かって「すみません!」と謝ったのでした。

「あっ大丈夫ですよ!」と答えつつ、「ユリ・・同じ名前だ」と思う私に、「谷口さんは、今日は?」加賀谷くんが言いました。「女子会だったの。今帰るとこ」と言うと、「あっ!じゃあ僕送っていきます」という加賀谷くんの声を遮るように、「え~!送るんならユリを送ってよぉ~」と同級生のユリちゃんが言いました。

ユリちゃんの言葉を聞いた私は、「そうだよ加賀谷くん。女の子送ってあげなき・・」と言い終わる前に、「ですよねぇ!彼女送んないでどぉすんの~?」と言うユリちゃんの「彼女」という言葉に、「・・ほら彼女ちゃん待ってるよ?」と言いながら少し動揺している私。「えっ違・・」と言いかける加賀谷くんに、「ねぇ!会社の人も言ってるじゃ~ん!」とご機嫌なユリちゃん。

「・・じゃあ、また会社で!」冷静を装ってそう言った私は、「えっ?ちょっま・・谷口さん・・!」加賀谷くんの声を背中で聞きながら、家へと歩き出したのでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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