自分を助けてくれる大人の存在で一度は素直になった私の友達に冷たかった母[90]|まるの育児絵日記

前回の話
実家に帰った際にお母さんから小学校のときの同級生さなかちゃんが詐欺で逮捕されたと聞き、さなかちゃんと関りがあった小学2年生の時のことを思い返していたまるさん。さなかちゃんの言動や両親のあり得ない対応など、当時は聞かされていなかった話をお母さんから聞き驚くと同時に、関わりがなくなってから逮捕されるまでのさなかちゃんのことが気になったまるさん。お母さんは引っ越し後も時々さなかちゃんの様子を見に行っており、お母さんから話を聞いた習字教室の鼻山さんがさなかちゃんを心配して教室のある水曜日は18時までさなかちゃんを預かってくれていたといいます。

母が私の友達に冷たい[90]



習字教室をやっている鼻山さんがさなかちゃんを心配して預かってくれていたと聞いたまるさん。

「鼻山さんとこ月謝500円で激安やったやろ?」とお母さんに言われ、「うん。しかもおやつ付きやし実質タダのようなもんやったよな」と思い返します。

お母さんによると、鼻山さんは「子どもが好きで教室やってるだけやから月謝なんか要らんのやけどな。けどそれやとヨソの習字教室に怒られるからなぁ!500円もらって、おやつで返してるねん!」と言うような人柄のよい人でした。

「だから、さなかちゃんのことも喜んで面倒見てくれてな」と話すお母さんの言葉に、「月謝は?」と気になったまるさん。

さなかちゃんの両親は月謝を払うような親じゃないと考えたまるさんのお母さんと鼻山さんは相談し、習字教室が始まる前に掃除や座布団並べをさなかちゃんがお手伝いをすることで月謝をチャラにしてたといいます。

さなかちゃんも「やるっ!!」と二つ返事で答えたそうで、習字もお手伝いも真面目にやっていたといいます。

お母さんの話を聞いて「・・・そうやったんや」と呟いたまるさん。お母さんは「うん。助けてくれる大人がいるって分かってさなかちゃんも少し素直になってなー」とさなかちゃんの変化を話します。

「けど、それも6年生まででな」と残念そうに言ったお母さん。

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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
まるさんのお母さんと鼻山さんのおかげでさなかちゃんは一度は良い方向にいっていたのですね。

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