前回の話
まるさんが小学2年生のときの同級生さなかちゃんについて、「まともに話せる人種じゃなかった」と言いながらお母さんが話してくれたのは、さなかちゃんの父親と話したときのやり取りで、あまりに衝撃的な内容に絶句したまるさん。親同士のその話し合い以降さなかちゃんがまるさんの家に遊びに来なくなったと聞き、その後のさなかちゃんのことが気になったまるさん。
母が私の友達に冷たい[89]
当時のことを聞き「そーやったんや。なんも知らんかった・・・」と驚くまるさんに、「言ってなかったんやからそらそーやろ!」とあっさり返すお母さん。
「-で、詐欺で捕まったんや・・・。けど、2年生までしか関わりなかったからな。その後どーなってそうーなったんだか・・・」大人になったさなかちゃんが少し前に詐欺で逮捕されたという話をお母さんから聞いたまるさんは、自分と関りがなくなってからのさなかちゃんがどんな人生を歩んでいたのかと考えました。
すると、お母さんは「実はお母さん、引っ越してからもさなかちゃんの様子たまに見に行ってたんやけどな」とさらり。まるさんは「はーっ!?」と驚きます。
「3年生になっても相変わらずあの子毎日公園にいたからな」と思い返しながら話すお母さん。
「仕事の配達で近くまで行く時だけな?チラッと・・・」と控えめに話すお母さんに「いやいや!どんだけよ!」とまるさんは突っ込みます。
すると「お母さん、あの親やからほっとけんくてな・・・。鼻山さんのおじいちゃんの習字教室あったやろ?」と、さなかちゃんの話をしていたのに突然習字教室の話題を出したお母さん。まるさんは「うん。急になに?」と聞き返しました。
お母さんによると、習字教室をしている鼻山さんにさなかちゃんの話をしたところ「心配や!その子ウチ連れてこい!」と言ってくれたそう。
「習字教室のある水曜日は、鼻山さんとこで18時まで預かってくれたんや」鼻山さんは、いつも公園で時間を潰すしかなかったさなかちゃんを習字教室で預かってくれたのです。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
お母さんは引っ越してからもさなかちゃんをずっと気にかけていたのですね。