前回の話
お金を持っていないはずのさなかちゃんがどうやって娘のまるさんにマンガを弁償したのか聞きだしたまるさんのお母さんは、さなかちゃんがスーパーで親切な大人たちがお菓子やパンをくれると理由をつけてレシートももらい、それをレジでお金に換金して現金を得ていたことを聞いて愕然としました。「それはやっちゃいけない」と諭そうとしたまるさんのお母さんでしたが、さなかちゃんは「私のモノをどうしようと私の勝手じゃん」と母親の言葉をかりて堂々と言うのでした。
母が私の友達に冷たい[85]
母親に教わっていた現金の入手方法。それを聞いてまるさんのお母さんはゾッとしました。
レシート返金作戦でマンガ代を貯めて弁償したのだと聞き、過去のことながらまるさんも「ヒッッ」と恐ろしくなりました。
大人になって聞いても動揺する話に、まるさんは「あの時黙っててくれてありがと」とお母さんに感謝しました。
「あとはなぁー」と言いかけるお母さんに思わず「まだあんの!?」と身を乗り出してしまうまるさん。
「あそこ、父親も問題あってな。」と言ったお母さんのことばには驚かなかったまるさん。「でしょうね!?」
何度さなかちゃんのお母さんに伝えても改善されなかったので、まるさんのお母さんはさなかちゃんのお父さんとも話したことがあったのだそうです。
さなかちゃんの困った行動をさなかちゃんのお父さんに伝えるまるさんのお母さんの話を黙って聞いていたさなかちゃんのお父さん。その表情はみるみる歪んでいきました。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
「あの時、黙っててくれてありがと」とお母さんに感謝したまるさんの気持ち、わかります。